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2019年7月

自然素材を選ぶ理由。化学物質に出会わない暮らし。

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今回は自然素材とはどういうものなのか、ということに着目してお話しさせていただきます。
自然素材っていいんです!!と言うだけでは、
「自然素材って何のこと?」って思われてる方には自然素材の良さは伝わらないですよね。

「自然素材」といっても、使われる方によって様々な定義があると思います。
では、私たちNAGOMIYAがいう自然素材とは何のことを指しているのか。

まず、定義としては、私たちが良い性能・効果を持っていると選択してきたもので、使用している材料たちのことを指しています。

例えるならば、”合板よりも無垢の木”  ”クロスよりも漆喰”
私たちは無垢の木や漆喰を良いとしています。

建築用語として、合板やクロスのことを「新建材」と呼びます。
それらには身体に悪影響な化学物質が含まれています。
その反対とされるのが「自然素材」と呼ばれることが多いです。
自然素材は自然にあるもので化学物質を含んでないということです。

健康へ配慮できると思ったものが自然素材であったため、自然素材を使用し、その良さをお伝えしています。

人体に悪影響な物質について少しお話ししますと・・・
家具や建築資材、壁紙を貼る為の接着剤などに含まれている化学物質の一つにホルムアルデヒドという物質があります。

ホルムアルデヒドは家具や建築資材などから少しずつ室内に放散されます。
このホルムアルデヒドに汚染された室内に人がいると皮膚、目や気道に刺激を感じることがあり、高い濃度では呼吸困難などを起すことがあります。

そのほかに、カビやダニが繁殖することが、人体に悪影響を及ぼすとされています。

このようなホルムアルデヒドのような化学物質、カビやダニなどの対策を調べたところ、


通風をよくすること
換気
風通しのため窓を開ける


このようなワードがたくさんあがってきました。
しかし、今現在のような梅雨が日本には必ず訪れます。
岩国市は降雨量も多いので、窓を開けたくらいでは風通しにはなりません。

では健康のためにはどうすればよいのか、というところを少し理論的に考えてみました。

まず、アレルギーのない方は、その危険な物質に出会っても何ともないはずです。しかし、先ほど説明したホルムアルデヒドのような化学物質は、「汚染」という言葉が使われています。
ということは、アレルギーと無縁な人でも物質に触れていると健康が侵されてしまうということです。

そして、アレルギーやアトピーなどは一度引き起こされてしまうと、それらは完治が難しいと聞きます。
完治は難しいため、そのアレルギー物質に接触する機会を少なくすることがとても重要になるそうです。
その物質が原因で引き起こされるアレルギーなのですから、接触がなければ引き起こされないという考え方は確かに筋が通っています。

要するに、「なるべく危険な物質には触れない家づくり」ということが大切であることが分かりました。

では私たちがどのようにその文言に向き合っているか。

まず、私たちNAGOMIYAの設計はコンセプトページでもお伝えしておりますが、

太陽の日差しと自然に吹いている風を大切にし、設計しております。

窓はあるけど開けても無風。。。

というようなことのないように、風の流れを考えて窓やドアの位置をデザインします。

この風通しのよい空間が、化学物質を外に排出する方法の一つだと考えています。

そして、一番大切にしたいのは、化学物質の含まれていない自然素材を使うことです。

化学物質と接触しないためには、一番大切なことです。

そして自然素材の性能自体も危険な物質を抑制します。
無垢の木や漆喰は呼吸する材料なので、調湿性能が非常に高く、湿気に強いです。

湿気に強いためカビの繁殖を抑え、夏でもひんやりとする空間が作られます。

漆喰を塗られたお客様が明らかに空気が違う、湿気がなくて涼しいのでエアコンをあまり使わないと言ってくださいました。

エアコンの使用時間が減少することは、排出される危険物質を抑えるだけでなく、環境にも配慮でき、素敵なことだなと思います。

私たちNAGOMIYAは自然素材を見た目だけで良いとするのではなくて、色々な理由があって良いと思っております。


化学物質を無くしてしまうことはできませんが、出会わないように、お客様がずっと健康で気持ちよく暮らせる空間づくりを目指しています。






私たちは岩国市にある小さな工務店です。

木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。

岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。










棟上げが好きです。

私は暑い日だろうが、寒い日だろうが、棟上げが好きです。
今まで紙やパソコン上にあったお施主様の想いが、現実として形になっていくその様は感慨深いものがあります。

6月に行われたH様邸の棟上げでは10人の職人さんに来ていただきました。

お施主さん、職人さん、大勢で輪になり始まりの祝杯をあげ、職人さんが散り散りに現場へと向かって行く瞬間は胸がドキドキします。

家づくりは職人さんの手仕事です。
何人もの職人さんが集まって、一つのものを作り上げていく姿は本当にかっこよく、圧巻です。
今回は私の視点からですが、職人さんたちの印象をお伝えします。



まず、NAGOMIYAではプレカット工法で建築しておりますので、現場で大きな材料を切ったり、欠いだりということはしません。
プレカットとは、構造材の仕口加工などを機械化した工場で行うことです。
建築現場での加工を減らすことで、工期短縮や加工精度向上、現場廃材の削減などにつながっています。

職人さんはプレカット図面を元に、平仮名や番号が振られている材料を巧みに組み立てていきます。
順序を間違えれば、やり直さなければならなくなるため、知識が必要とされます。
鋸(のこぎり)を使って現場で調整することもあります。


棟上げを経験させていただく中で、いくつか気づいたことがあります。
大工さん方の動きに無駄な部分が見えないのです。
そして、大工さんの動きを止めないように材料を手配するレッカーさんもすごいのです。
職人さん各々が自分にできることを瞬時に考え、手伝いがいるかいらないか、先にやっておくべきことかどうか・・・それらを自然とされているのです。
このような経験の中で培った技術というものはとてもスムーズで、見ている者を魅了するなぁと私はいつも思います。
何時間でもじーーーっと見ていられるのです。

更に私は木材が好きなので、壁を貼る前の構造体の状態は結構好きでして・・・見ていると落ち着きます。
今回H様邸では21㎝角の大きな欅(ケヤキ)の大黒柱を立てました。
とても大きいので、大工さん一人では抱えきれず、何人もの大工さんの力で立てたのです。
このような見える柱は化粧柱という加工されているものを用います。
節が少なく、仕上げにやすりなどがかかっています。
そのような柱のため、現在の施工中は養生をして傷がつかないようにしてあります。(下記写真の一番右の柱です。)
仕上りましたら、また欅の大黒柱の全貌をお伝えさせていただきます。


H様邸の柱の太さは12㎝角です。
とてもしっかりした材料で、耐震性にも優れています。
NAGOMIYAでは柱の本数にもこだわっており、在来工法で建築しています。
在来工法とは、日本に古くからある伝統工法を発展させたもので、柱と梁を組み合わせて建物を組み立てていく方法になります。
そのため、「木造軸組構法」という言われ方もします。 以前は、地震時に揺れやすい建物でしたが、金物などが発達・改良されていき、以前と比べると今では耐震性もかなり高くなってきています。

上記の写真は棟上げの次の日です。
この先は、大工さんが筋交いをいれ、金物を取付し、金物検査を受けます。
そして、多くの職人さんの知恵と技術で、何も無かった場所に家が建ちます。すごいことです。
設備、電気、屋根、建具、外壁・・・
様々な職人さんの「職人技」を目の当たりにできることが私は嬉しいです。

日本に古くからある伝統工法や職人さんの技術も、大切にしていく中で、たくさんの新しいことも学び、活かしていきたいと思います。
そしてお施主様にとって、よりよい建築ができたらと日々精進していきたいと思っております。




私たちは岩国市にある小さな工務店です。

木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。

岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。