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2020年2月

アレルギーは皮膚から始まる?!

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。

今朝ニュースで、「アレルギーは皮膚から始まる」という衝撃の言葉を目にし、「やっぱりそうか!!」と思わずテレビに釘付けになってしまいました。

今までアレルギーはアレルゲン(アレルギーの原因物質)に対する免疫の異常が原因と考えられていました。ところが最近の研究で、体内に異物が入るのを防ぐ皮膚のバリアー機能の低下がまずあって、それが免疫の異常を招いているのではないかという新説が支持されるようになってきたというのです。

今回のブログでは、アレルギーがどのようにして起きてしまうのかを深く考え、学び、それに対して私たちNAGOMIYAがどのような家づくりをご提案できるか・・ということをお伝えさせていただきます。

さて、アレルギーが皮膚から始まるというのはどういうことなのでしょうか・・・

調べていると、そのように言われるようになった具体的な例がありました。

“英国の乳児でピーナツバターのアレルギーが起きた。調べると、皮膚に塗るベビーオイルにピーナツオイルが含まれていた。“

“日本のせっけんに含まれていた小麦のたんばく質が元でアレルギーになり、小麦のたんばく質を含む食品を食べてアナフィラキシーショックを起こす事件があった。”

このようなことから「食物アレルギーは食べてなるのではなく、初めは皮膚から侵入してアレルギーが起きるのではないか。」
こんな説が有力になってきたのです。

ちなみに上記の国内のせっけんですが、私の母が長年使用し続けていたものです。

結果、ひどい小麦アレルギーとなり、大好きだったパンを食べられなくなりました。国産と言われれば信頼してしまいがちですが、国内のものでも安心ができないのだと、この時痛感したのを覚えています。

昔よりも多くの人がアレルギーを患っていますが、症状が全くない人はアレルギー対策について深く考えることもないと思います。

けれど、いつ自分や家族がアレルギーを持ってしまうかは分からないということも事実です。色々な考えがある中で、自分自身がよいと思う事、よいと思う物を取捨選択していくことが大切になってきていると思います。

アレルギーに苦しまない生活のためには、どのような選択肢があるのでしょうか。

アレルギーに対して、私たちNAGOMIYAにもできることがあると思っています。

私たちは、お客様の健康な住まいづくりに重きを置いているので、こういった健康に関することにはいつもアンテナを張っています。
その考えが、「自然素材の家づくり」と結びついています。
例えば、家の中にあるハウスダスト。このハウスダストの中に、食品アレルギーにつながるアレルゲンが含まれています。まだ食べたことない「卵・牛乳」を乳児に与えてアレルギー発症したのは、このハウスダストなどに含まれるアレルゲンが皮膚から侵入しており、口から接種したときに大きく反応するそうです。

要するに、生まれてから今日まで、そして明日も、その先も…アレルギーの原因となるものになるべく出会わないように、自分に優しい環境づくりをすることが大切ということですね。
その環境づくりに対して、私たちNAGOMIYAにできることは、シックハウスなどの原因となる、合板の接着剤や塗料、防腐剤などをはぶき、無垢材や漆喰など、自然素材での家づくりをご提案することです。

ハウスダストの成分として挙げられる代表的なのは「ホコリ」です。その原因は静電気によるものです。自然素材は新建材(合板やクロス)に比べて静電気を帯びにくく、発生を抑制する効果があります。このようなことから、健康な生活を送っていただくための手段の一つとして、自然素材があると思っています。

ただ自然素材で家づくりをすれば安心なのか・・・というわけではありません。
一番皮膚に対して身近になる家ダニなどは、カビからも繁殖していきます。
ですので、風が気持ちよく通り抜けるか、部屋の奥までどれくらいの光が確保できるかなどもしっかりと考慮しなければなりません。


更に、掃除の仕方、洗濯物の干し方、干す場所なども住む人によって異なりますので、家事動線には注意しなければなりません。良い環境を保つには、お客様がどういった住まい方をするかはとても重要なことです。このような生活に関する細かな聞き取りをして、設計を考えなければ掃除が億劫になってしまいます。

健康とお掃除のつながりは切っても切れませんので、お客様との対話はやはり大切にしなければなりません。設計と素材、両方こだわってこそ、お客様に永く健康で暮らしていただけると信じて、これからも日々精進して参ります。

さて、今回は「アレルギーは皮膚から始まる」という説を知り、私たちがお客様の健康に対してできることを改めて深く考えることができました。

アレルギーは皮膚から始まるという危険についてですが、

”サーファーの方がクラゲの持つネバネバの成分が皮膚から入り、納豆が食べられなくなる。医療従事者の方が天然ゴムの手袋のラテックス成分が皮膚から入り、バナナが食べられなくなる。”

というようなことも報告もあるそうです。生活する中で、身近に潜むアレルゲンがあることを知ることは、知らないよりもよいことなのだと思いました。私たちがよいと思う事、よいと思う物をお客様にもよいと思っていただけたら幸いです。

私たちは岩国市にある小さな工務店です。木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。 岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

お客様の生の声。自然素材の本当の魅力は目に見えないもの?

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。

多くの住宅メーカー、工務店がある中で、私たちNAGOMIYAにご興味を持ってくださる方は、「自然素材」がお好きな方々です。

私たちが良いと信じておすすめしているものを知ってくださるだけでも、本当にありがたいことです。

これまで、ブログやインスタグラムで自然素材の様々な魅力を謳って参りました。

実は、自然素材の魅力に気付いているのは作り手側の私たちだけではないのです。

NAGOMIYAの自然素材の家に住まわれているお客様こそが、その良さを実感してくださっています。

今回は、お引渡しさせていただいたお客様の生のお言葉をピックアップし、自然素材がどういった効果を実際にもたらしてくれたのかを紐解いていきます。


「今まで住んできた中で、このお家が一番落ち着きます」

 こちらは、先日お引渡しさせていただきました、古民家リノベーションのお客様が言ってくださった嬉しいお言葉です。

壁は漆喰、床は杉の自然素材で仕上げたお家です。「落ち着く」という言葉がいただけたのは、床に貼った杉の効果、“フィトンチッド”によるものです。フィトンチッドとは針葉樹が持っている精油成分で、森林浴効果の源になっているものです。

もともとロシア語からきており、フィトンとは「植物」、チッドとは「他の生物を殺す能力を有する」を意味しており、「植物からでる揮発成分は殺菌作用がある」と言うような意味になります。

フィトンチッドとは植物から発散されるテルペン類等の揮発性物質であり、植物はその生命を維持するため、また自らの成長を促すために、フィトンチッドを幹や葉から大気中に放出しています。これを森林気相現象といいます。このような自然界での現象が家の中で感じられるのは自然素材ならではです。

よって、お客様の「落ち着く」という言葉は、フィトンチッドの香りによるリラックス、リフレッシュ効果が大きいと言えます。


「持病のアレルギー症状が軽減されました!」

こちらは、4年前にお引渡しさせていただいた方と2年前にお引渡しさせていただいた方の お言葉です。

お一人の方は皮膚に関するアレルギーで、もう一人の方は鼻炎によるアレルギーでお悩みでした。

アレルギーと一口にいっても、人によって様々なのですが、皮膚にも鼻炎にも大きく影響するのはハウスダストです。
ハウスダストとは、住まいに発生するホコリの中でも、目に見えないくらい小さなものの総称です。主に含まれるのが、カビ、細菌、ダニの死骸や糞、花粉、砂埃などです。

それらを軽減することができる自然素材として挙げられるのが「漆喰」です。漆喰は強アルカリ性のため、有機物を分解する殺菌機能があります。主成分の消石灰の作用により、細菌の生育・増殖を抑え、カビやダニの発生を防止するのです。このように漆喰は、呼吸する壁とも呼ばれており、調湿性や抗菌性に優れています。お客様お二方とも壁は漆喰で仕上げております。

よって、アレルギー症状が軽減された理由として、壁に塗った漆喰の効果が大きいと言えます。

「白いお家っていいですね。って言われます」

こちらの言葉はスイス漆喰のカルクウォールを外壁に塗られたお客様のお言葉です。 カルクウォール仕上げのお家は岩国市ではNAGOMIYAだけです。 長いお家だと8年。8年経った今でも綺麗な白さが保たれています。

このお言葉の深いところは外見だけのことを指しているのではないのです。
今回は、白いお家の性能について着目します。

さて、外壁の色は何色がよいのでしょうか。

実は、外壁の色によっては、壁面から流入する日射熱を軽減して、夏場などは冷房の負荷を軽減させることができる場合があります。

原理としては、白に近い色は日射熱を吸収しにくく、黒に近い色は熱の吸収率が早くなります。黒い服を着るとすぐに暑くなってしまうという経験があるかと思いますがそれと同じことです。
ということは、白い家は夏が過ごしやすいと言えますね。

それに加えて、カルクウォールは遮蔽性能にも優れた素材なのです。遮蔽性能が高いということは熱を部屋内に通しにくいということです。

近年、日本の夏は異常な猛暑が続きますから、カルクウォールの白い外壁は良い住環境整備として大変理にかなっていると言えます。

心配される”白は汚れが目立つ”という点もカルクウォールなら大丈夫です。自浄作用という自分で綺麗になろうとする成分を持っていること、そして業者に頼らず、住まい手が簡単にお手入れすることができます。

このようなことから、「白いお家っていいね」と言っていただけた理由は、カルクウォールという自然素材の力が大きいと言えます。

今回、お客様の生の声をピックアップし、自然素材が発揮した効果を紐解いて参りました。

なぜ自然素材をおすすめしているのか、自然素材の持つ魅力が、どのように人に作用しているのか、少しずつでもお伝えできたらと思っています。

実際に住み始めてから気付くこと、分かることがたくさんあると思います。そういったお客様の声を大切にすることで、私たちNAGOMIYAは成長させていただいています。

お客様との対話を本当に大切に想っています。

私たちは岩国市にある小さな工務店です。木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

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