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自然素材の家に暮らしてみて思うこと

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。


今年は寒暖差が激しく、体温調整が難しい年明けですね。


そしてコロナウイルスによって沢山の方が大変な思いをしていることを痛感しています。

ニュースで、日本は海外に比べてコロナウイルスによる感染者数も死者数も少ない!と言っておられる方がいましたが、悲しい現実や拭いきれない不安や苦しみと闘っている人は数字では表わせられないのではないかと思います。


一刻も早く、皆様が安心して暮らせる毎日が訪れるよう心からお祈り申し上げます。

本日のブログは、私自身が自然素材の家に暮らしてみて思うことや感じていることを率直にお話ししたいと思います。

メリットもデメリットも感じていますので、デメリットについてもきちんとお話しさせていただきます。


さて、我が家の自然素材をピックアップしますと・・・

・カルクウォール(外壁)

・オンザウォール(壁・天井)

・栗の木(床)

・杉の羽目板(壁)

上記の材料が我が家の自然素材です。

一つ一つご説明させていただきます。

■カルクウォール(外壁)

まず、外壁のカルクウォールですが、どんな材料かと言いますと、真っ白なスイス生まれの漆喰のことです。

工事は左官さんによるコテ塗り仕上げです。

その特徴や効果などについては前回お話しさせていただいていますので割愛します。

詳しく知られたい方はこちらをクリックしてください→カルクウォールについて

私は家を建ててから四年目で、もうすぐ五年になります。


新築したその年から、毎年ツバメが一年の間に二家族ほどやってきては巣立っていきます。

ですので、8家族ほどツバメが巣立っていったその外壁周辺はやはり汚れています。

ツバメが汚した箇所はミルトンのような洗浄液をかけ、ブラシでこすり、その上からカルクウォールを塗りました。

そうするとまた真っ白になります。


他にも気になるところにはちょこちょこ上塗りをしています。

メンテナンスに手間がかかっているように聞こえてしまうかもしれませんが、基本的には光り輝くほど真っ白なのです。

大事にしたいからこそ手入れします。

もうすぐ五年ですが、新築当時とその白さは違わないと思います。

白いお家に住みたかった私は本当に満足しています。


更に、これはカルクウォールの効果かどうか数値で確かめたわけではないのでわかりませんが、夏の日差しの強い日は家の中のほうが涼しいです。

家の中に入ると外とは真逆の冷たい空気なので驚くことがよくあります。

遮蔽性能に優れたカルクウォールのおかげだと私は思っています。

■オンザウォール(壁・天井)

さて、次にオンザウォールについてです。

オンザウォールはシックハウスの原因となるホルムアルデヒドがほどんと含まれていないノンホルムと呼ばれる塗り壁材です。

調湿性能に優れた自然素材の塗り壁に仕上げることができます。

オンザウォールは、確かに湿気を吸収してくれていると感じています。

ですが、自然素材ゆえ耐久性が弱いところは気になります。

傷などがやはりつきやすいです。

というのも、我が家は幼い子どもたちが4年間も暮らしてきましたから、手の汚れやクレヨンなどの汚れ、おもちゃをぶつけて欠けてしまったところもあります。

これらは補修キットがあるので、それをすればよいのですが、まだまだ汚れていきそうなので、様子を見ています・・・。

水や汚れに強いビニールクロスでは起きないようなこういったことがあるのも自然素材の特徴といえますね。

ですが、オンザウォールの効果、性能は本当にすごかったんです。

持病のホコリとカビに対するアレルギーが治まってきたことです。

年々とアレルギーが落ち着いてきていて、病院通いの頻度が少なくなっています。

このオンザウォールはアルカリ性のためカビとホコリがつきにくい材料です。

アレルギーが治まったのは、自然素材の家に住んだから!と言い切れるのは、実家に帰ると数分後にアレルギー反応がでてしまい、我が家に帰ると落ち着くからです。

以前住んでいた賃貸アパートのときも本当にアレルギー症状がひどくて苦しんでいたので、自然素材の家を建てることに行き着きました。

私にとっては間違いなかったと実感しています。

■栗の木(床)

さて、次に床に貼った栗の木についてです。

栗の木を選んだのは見た目のかっこよさからでした。

その時は広葉樹だからというところまでは突き詰めて考えていませんでしたが、広葉樹ならではの堅さに今はとても魅力を感じています。

傷がつきにくいですし、ついても目立ちにくいです。

夏はひんやりとして気持ちいいので、よく床に子どもたちと寝転がって遊んでいました。

気になることといえば・・・

これは生きている材料なので仕方のないことなのですが、冬場は木が痩せて乾燥するため少し床のフローリング同士に隙間ができます。

そこにごみが入り込まないように気を使ったりします。

合板のような加工された床とは違って、自然素材の材料は本当によく動きます。

それを私はデメリットとは捉えてはいませんが、気になる方は気になると思います。

■杉の羽目板(壁)

さて、最後に杉の羽目板についてです。

杉の無垢材を壁や天井にはめてもらいました。

洗面脱衣室の壁も天井も杉の羽目板で仕上げてもらったので、まさに木の空間です。

最初は、洗面脱衣室は湿気もすごいし、水に当たってカビたりするかな?と思っていたのですが、やはり自然の木は吸水性が高いようで、その心配はありませんでした。

また、木は空気を含んでいるため、ガラスなどと違い触れても冷たく感じないのです。(熱伝導率も低いため)

居室に比べて寒い洗面脱衣室なので、感覚的に温かみを感じる木を使用してよかったと思います。

ただ一点、洗面台周りの壁だけはタイルで仕上げていた方がよかったです。

水が飛び散るので、さっと拭けたり、ゴシゴシと拭きあげられる材料がおすすめです。

いつか木の上にタイルを貼ってみようと思っています。

そして、勾配天井にも杉の羽目板を貼ってもらったのですが・・・

もうこれは本当にお気に入りです!

勾配天井とは傾斜になっている天井のことです。

斜めにあがっていく自然素材の木の一枚一枚の表情が圧巻です。

寝転がって見上げていると本当に森林浴になります。

実際に杉はフィトンチッドという森林浴効果が得られると言われています。

家に居ながら癒されるのは本当にすごいなぁとよく感じています。

さて、今日は私自身が自然素材の家に暮らして思うことをお伝えさせていただきました。

自然素材の家って本当に素晴らしい!ということを言うだけではなく、具体的に自然素材の家ってどんなことが起きるのかを知っていただけるように心掛けています。

もちろん住まう人によって感じ方は様々ですが、少しでも自然素材の家での暮らしについて興味を持っていただけたら幸いです。

本当に自分自身が良いと思っていなければおすすめできませんので、これからも日々勉強していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

私たちは岩国市にある小さな工務店です。

木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。

岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

 

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