岩国市 M様邸 古民家リノベ事例(古民家再生)
お客様のご要望 | 祖父母が遺してくれた築90年以上になる古民家を将来的にどうするかお悩みのM様。 残すとしたら古民家リノベ(古民家再生)が必須だが、それが果たして可能な状態なのか。費用の面も予算内で納まるのか。というお悩みでお問合せ頂きました。 |
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施工事例データ
施工内容 | 古民家リノベ(古民家再生) |
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築年数 | 90年 |
使用商材 | 【壁・天井】漆喰、珪藻土、杉羽目板 【床】無垢杉フローリング、タイル 【断熱材】セルロースファイバー |
ご提案内容 | 初めてМ様邸に伺った際、北面に明かりが入らない。小さな部屋が並んでおり暗い。という印象でした。 お話を伺うと、近くに山があるため湿気が多い。ヒートショックをおこすほど冬がとても寒い。そのため断熱性と気密性の高い家にしたいとのこと。 今回の古民家リノベ(古民家再生)ではいくつも並んだ小さな部屋を繋げ、新しく室内窓を設け南面からの明かりを北面にも入るように工夫しました。 寒さ湿気対策として、断熱材は断熱性能の高いセルロースファイバーを採用しました。 室内には無垢杉フローリング、天井杉羽目板、壁や天井には漆喰と珪藻土を提案いたしました。 耐震のため、構造材の蟻害部分の取替や補強を予定していましたが、工事が始まり解体してみると木材の腐朽と蟻害が多くみつかり、ほとんどの柱を差し替えることになりました。 古民家リノベ(古民家再生)にはつきものですが、工事が始まってみないと分からない事も多くあります。古民家らしさを残すのか、性能の向上を優先するのかなど、その都度その都度、М様と大工さんと相談し最善を尽くしました。 お引き渡し後に、寒かった部屋が石油ストーブを少し付けただけで十分暖かくなった。室内窓を付けたことで、部屋が広く見えるし明るくなった。タイル土間の踏み台が動かせるのが便利。これなら次の世代に渡せるなどの言葉を頂き、大変嬉しく思いました。 大変な事も多く、М様には沢山のご迷惑をおかけしましたがこの工事に関わらせていただけたご縁に感謝したいです。ありがとうございました |
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施工前はこちら
施工中の様子
施工が完了しました