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無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「オーク」編

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無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び「オーク」編

今回は「オーク」編です。 無垢材VS無垢材の記事をすべて書き上げるころには、 「この木が好き!」 という気持ちが生まれてくださっていると嬉しいです。

さて、前回は栗の木の魅力をお伝えしました。
栗の木と同じ広葉樹であるオークですが、同じくたくさん魅力的な特徴があります。

無垢の床材をどれにしようか検討する際に、ます第一候補として挙がるのがオークではないでしょうか。
実際にNAGOMIYAでもオークは人気があります。

オークのはっきりとした木目は重厚感があり、フローリングの合板にもオーク柄はよく使用されており、床材としての馴染みがあるのがオークだといえるでしょう。


ナチュラルや可愛い系ではなく、少し暗めだったり、かっこいいテイストがお好きな方は迷わずオークを好きになられます。

では、オークとは実際にどのような木材なのでしょうか。
オークは、木材の一種を指す言葉です。
特定の種類の木から取れるもののことではなく、ブナ科コナラ属に属する種をすべてオークと呼びます。
オークという言葉が表す樹木は、あわせて数百種以上が知られ、亜熱帯から亜寒帯まで北半球に広く分布しているそうです。

日本語では落葉樹のコナラ属はナラ(楢)、常緑樹のコナラ属はカシ(樫)と呼ばれますが、オークはその両方の意味を持ちます。

ただし、基本的にはオークといえばナラ(ミズナラ)のことを指すようです。 (オーク材とナラ材の違いについてですが、産地で違いが分けられているようです。)

古代ギリシアでは、「母なる木」と呼ばれ、神が作り出した木だとされていました。

様々な神話にも聖なる木として登場し、神事にも頻繁に使用されました。
これは、オークが木材として人々の生活の中で重要な役割を果たしていたからでしょう。

そんなオークの特徴はやはり耐久性の高さです。

昔からワイン樽やウィスキー樽の材料や、船舶の材料として使用されてきたオークは、他の樹種と比較して高い耐久性と耐水性を持ちます。
傷がつきにくく、堅く重厚なため、栗の木と同様に傷が気になる方にはおすすめできる強度のある木材です。

木目が細かくはっきりとしていて美しいのも特徴の一つです。

木目には「虎斑(とらふ)」と呼ばれるものがあります。
文字通り、木目が虎の皮の模様に似ていることから、この名前がついたそうです。

NAGOMIYAのお客様もオークの見た目が好きということで選ばれていました。
針葉樹に比べて、硬くて冷たいという特徴があるオークです。
それを日常で感じるかどうかについてお客様に聞いてみました。

「冷たいです」という回答が返ってくるのではないかと思っていたのですが・・・。

生活中に冷たさを感じることはほとんどなく、更に来客された方に
「床暖房なの?」と聞かれたこともあるくらい暖かみがあるそうです。


 合板では感じられない無垢材ならではの空気を含んだ暖かみですね。


ちなみに合板と無垢材の床張り替えについてですが、合板フローリングと無垢フローリングは、耐用年数に圧倒的な差があります。
合板フローリングの場合、床下環境にもよりますが、約15年~20年で湿気が原因の接着剤の劣化により、フカフカした感触になることが多く、張り替え、もしくは重ね張りをする必要が生じます。
無垢フローリングの場合は、初期費用こそかかるものの、適切な環境のもとで適度な手入れを行っていれば、半永久的に張替えなどの必要はありません。

無垢材の方が劣化するのが早いと思われている方が多いですが、無垢材は呼吸するので調湿性能があり、湿気やカビに対応できる材料です。

自分で手入れして、更に愛着が湧いていくのも無垢材、自然素材ならではだと思います。

ではオークのデメリットは何だろうと考えてみましたが・・・思い浮かびません。
ただ、無垢材の中では、針葉樹に比べると「冷たく硬い」という特徴があるということは明らかです。
コスト面ではオークにも色々な種類や質があり、ピンからキリまであるので、そこにもデメリットは感じられない木材です。


これらを踏まえると、栗とオークの特徴はだいぶ近しいことが分かりますね。
ただ、見た目が違いますので意見が分かれるところです。

栗とオークは塗料の吸い込み方も違いますので、塗ると色見が大きく変わります。


NAGOMIYAでは実際に塗料を塗ったものと塗ってない無塗装のものをお客様にお見せしています。

 下の写真のように、オークは塗装と無塗装に大きな違いがあります。
    無塗装(オーク)  |   塗装(オーク)
オークは濡れ色がはっきりと出ていますね。

下の写真は栗です。
     無塗装(栗)    |   塗装(栗)
栗はうっすらと濡れ色になっていますね。


塗料の選び方やペーパーのかけ方ひとつでも触り心地や見ためが変化しますので、お客様との対話を大事にしています。
実際に触れてご覧いただくことが一番です。
そして、無垢材や漆喰の性能や見た目を好きになっていただけたら、とても嬉しいです。
写真はオークです。


私たちは岩国市にある小さな工務店です。
木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。 岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

基礎工事の流れ

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初めての家づくりでは、知らないことがたくさんあると思います。
家づくりの流れを理解し、一緒に家づくりを楽しみましょう。

今回は戸建住宅で一般的な、ベタ基礎のお話。

~基礎工事の流れ~

①地縄張り・やり方
地縄張りとは建物の配置が分かるように、基礎の外周に縄やロープなどを使って印を付ける工程です。

やり方とは建物を建てる場所の周りにめぐらす板と杭のことです。

②根切り・砕石敷き
根切りとは建物基礎の底面の高さまで、パワーショベルなどの重機を使って土を掘りだす工程です。
砕石敷きとは地耐力を確保するために、砕石(細かく砕いた石)を全体に敷き、ランマーと呼ばれる地面を転圧する機会を使って地盤を締め固める工程です。
地鎮祭で神主さんから頂いた鎮め物は、この工程の際に建物の中心付近に埋めます。

③防湿シート敷き・捨てコンクリート
防湿シート敷き・捨てコンクリートとは砕石の上に防湿シート(地面から床下への湿気の流入を防止する効果があるビニールシート)を敷き詰めた後に、基礎の外周部などにコンクリートを流し平らに均す工程です。
捨てコンは基礎の『スミだし(印を付ける)』や『正確な距離を測る』ために行う作業で、基礎の強度を補うものではありません。

④配筋(鉄筋組)
配筋とは鉄筋コンクリートの引張強度を担う、鉄筋を組む工程です。
NAGOMIYAでは一本一本の鉄筋を手作業で結束線(細い針金)を用いて組み立てる手法です。
配筋組の工程が終了したら、瑕疵保険の検査で第三者の検査員が図面と照合するための検査を行います。

⑤基礎外周の型枠組
型枠組とは基礎外周の立ち上がり部分に、外部にコンクリートが漏れ出さないように、型枠を組んでいく工程です。

⑥床ベースの生コン打設
床ベース(床)部分にコンクリートを打設する工程です。
多くの場合は、基礎外周の型枠組と同日に行います。

⑦基礎内部の立ち上がり型枠組み
ベースコンクリートが乾いたら、基礎内部の立ち上がり部分の型枠を組む工程に進みます。

⑧アンカーボルトの設置
基礎と建物の土台を繋ぐアンカーボルトを設置する工程です。
基礎立ち上がりの型枠組に合わせて作業するのが一般的です。

⑨基礎立ち上がりの生コン打設
基礎の立ち上がり部分にコンクリートを打設する工程です。
コンクリート打設後は、バイブレーターと呼ばれる振動機を用いてコンクリートを隙間なく行きわたらせなければいけません。
その後レベラーと呼ばれる流動度の高いコンクリートを用いて、基礎立ち上がり天端の水平を出します。

⑩養生
基礎立ち上がりのコンクリート打設が終わったら、コンクリートの強度が出るまでしっかり乾かします。
コンクリートが充分に硬化するまで置いておくことを、ここでは養生といいます。

⑪型枠ばらし
基礎立ち上がりのコンクリートの強度が出たらいよいよ型枠ばらしの工程です。
基礎立ち上がりの位置は建物の重量を支えるために柱や壁に合わせているので、型枠を外すと間取りがはっきり分かるようになります。

とても綺麗な基礎が完成しました!

基礎工事だけでもたくさんの工程があるのがお分かりいただけたでしょうか?
職人さんが現場での作業を丁寧に施工してくれるおかげで、大きな家を支える立派な基礎が完成するんですね。

基礎工事のあとはいよいよ木工事のスタートです!!

岩国市 K様邸古民家リノベ「現調編」

『空き家になっている実家の古民家をどう維持していくか』

K様からお問い合わせがあったのは、古い家ですが手を加えて住む事が可能か見て欲しいという内容でした。

長い間誰も住んで無く空き家の状態で時々風を通しに来られているとのことでこのままの状況でどう維持していくかで悩んでおられました。


初めて現地にお伺いし外観を見て思ったのが「大きい」。
そして中に入らせていただき増築とリフォームを何度かされている事に気が付きました。


大きな木材が使われている家ではありませんが、こまめにお手入れをされているので水回り以外の状態は良く思いました。
現況目視判断なので細部までは見る事は出来ませんがこの度の現調では可と判断致しました。


NAGOMIYAでは古民家リノベのご相談がとても多くあります。
内容は皆さんそれぞれですが、具体的なお話に入る前にまずその建物が手を加え残していける物なのかの判断を致します。
大きなお金をかけて表面上はきれいに出来ても数年でまた工事が必要になるようでは何もなりませんので古民家リノベのメリット、デメリット、出来る事、出来ない事を十分理解したうえで判断をしていただいています。


K様邸古民家リノベーション工事はじまります!

無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「栗」編

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無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「栗の木」編

さて、前回は広葉樹と針葉樹の違いについて書きましたが、少し個々の木が持っている特性を掘り下げていきたいと思います。

 今回は栗(クリ)の木についてです。
まだまだ奥が深い無垢材です。
自然と共存してきた人間が、木のぬくもりに癒されるのは当然のことだと思います。
自分の好きな木はこれだ!っていうものに出会えると、おのずと家全体のテイストが定まってきます。
床材は特に一番触れる機会が多く、必ず視界に入ります。

木の種類が違うだけで見え方がガラッと変わりますので、適当に決めてしまいたくないのがフローリングなんですね。

お客様にはしっかりと特徴を知っていただいて、後悔のないフローリング選びをおすすめしています。

 では、広葉樹に属している栗の木ですが、いったいどんな特徴があるのでしょうか。
ちなみに我が家は栗の木をフローリングに用いました。

 最初はその美しい木目の外見に一目ぼれをしました。
次に、ものすごく硬いことが決め手となりました。
走り回る小さい子どもがいますので、傷は覚悟でしたが、目立ちすぎるのは・・・と思っていましたので。

無垢材は傷ついて当然なので、傷がつかないということはありえませんが、それでも傷つきにくく、目立ちにくいと思います。
水などが落ちてしみになってしまうことが多い無垢材ですが、気になりません。

なぜなら、栗の木は非常に堅く耐久性があり、水に対しても強いため腐食しにくい木材です。
昔から日本では家の土台や大黒柱など、強度が必要な箇所の材料として使われてきました。
以前は線路の枕木としても使われていたことがあるくらい強い木材です。
傷を心配する方には持って来いな無垢フローリング材ということですね。

そして木目も美しいことから、人目に触れやすい無垢フローリングにはピッタリです。
ちなみに、「クリ」は「苦離」に通じ、苦しみから離れることのできる縁起のいい木と言われています。
そんな素敵な由来があるとフローリングを見るたびに気持ちが穏やかになれそうです。

では栗がなぜ水や腐食に強いのか。

それは、栗がタンニンを含んでいるからです。
木材の細胞は樹が太くなるにつれ内側に取り残され、ついには樹皮からの栄養の供給がとだえて、すべて死んでしまいます。

細胞は死ぬまぎわに最後の力をふりしぼり、大量のタンニンを作ります。
大樹を支える樹の中心部はこうやってカビから守られます。

そんなありがたいタンニンを多く含んでいるのが栗の木です。

様々な建材の中で最も腐りにくくカビに強いと言われています。

また、タンニンには防虫効果もあるため、シロアリなどの被害を避けることができます。
ここまで水に強いということは水回りにも使用できるということです。

トイレや洗面所、お風呂など、「木材を使うのはちょっと...」と躊躇してしまうお部屋にも、暖かい木の温もりを取り入れてみてはいかがですか?


無垢材の弱さを懸念している方も強い栗の木なら・・・と思えるような特徴がたくさんあります。
神経質な方には確かに向かない無垢材ですが、傷やしみに神経質になるよりも、傷も思い出だ!と割り切って健康な暮らしを送るのと、どちらが「いい暮らし」といえるのでしょうか。

木は生きているので、必ず呼吸し、空気を通してくれます。
栗の木が自ら作り出したタンニンは、自然界でつくられたものであり、人工のものではありません。
自然のもので、腐食、カビ、シロアリも防げる素晴らしい木材です。
少しでも栗の木にご興味持っていただけたら、幸いです。

事務所に実物がありますので、気になられた方は栗の木を見に来られてください。


私たちは岩国市にある小さな工務店です。

木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。

岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。


無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び  「広葉樹と針葉樹」編

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床だけでも無垢材を使いたい!と思われている方は結構多いです。
では、みなさん無垢材ってどんなものだと思われていますか?

無垢は冬でも暖かく、肌触りがよく、自然というリラックス効果がある・・・
そんなイメージを持たれる方が多いでしょうか。

実際に合板の床と無垢材の床では、メリットもデメリットも全く違います。

しかし、今回はこの「合板VS無垢材」ではなく、

「無垢材VS無垢材」の観点で、自分の好きな「木」を見つけてほしいと思います。

実は無垢材ってとっても奥が深いんです。

浅い知識で言われるがまま選んでしまうと、後悔してしまうかもしれません!

無垢材=良いもの

 という考え方を少し変えましょう。

 大事なのは、無垢材の中でも何の樹種が自分には合っているのだろう・・・ということ。

自分の生活スタイル、家族構成、体質、そういったことを考慮しての樹種選びはとても楽しいですよ。

うちは○○の木のフローリング!! 根拠が言えるくらいしっかりと樹種にこだわり、自分らしさを活かしましょう。

まず、無垢フローリングとは合板とは違い、天然木の一枚板を加工したものをいいます。
無垢材って興味がない人にはきっとどんなに熱く語っても響かないと思います。

でも合板のフローリングと無垢材のフローリングを並べてみて、実際に触れてその冷たさなどを比較すると「あ~確かに違う」っていうのは分かってもらえると思います。

実は無垢材VS無垢材でもそうです。
樹種の違うものを並べて触ってみるとその違いは明らかです。

というのも無垢材フローリングには、広葉樹と針葉樹の2種類あります。
広葉樹にはオーク(ナラ)や栗、ウォールナット、メイプル、チークなどがあります。
針葉樹には、杉やヒノキ、パイン、アカマツ、カラマツなどがあります。

英語で針葉樹をソフトウッド、広葉樹をハードウッドと言うように、針葉樹は軽くて柔らかく、広葉樹は重くて硬いといわれています。

これは木が含んでいる空気の量に関係しています。
木を構成する細胞と細胞の間には、無数の孔=空気の隙間が空いていて、
細胞と空気の隙間の割合を空隙率(クウゲキリツ)といいます。
 大半の広葉樹は空隙率が低いため気乾比重が大きく、木は重くなります。

逆に針葉樹は空隙率が高くなり、比重も小さく、木は軽くなります。
硬さの違いに関しては、空隙率の低い広葉樹は細胞の密度が高いために硬くなり、針葉樹は密度が低いために柔らかくなるというわけです。

さて・・・少し難しいお話しになりましたが、簡単にいいますと、

広葉樹 (下記写真はオークです)

・空気をあまり含まないので冷たい
・硬いので傷がつきにくい




針葉樹(下記写真は杉です)

・空気を多く含むため暖かい
・柔らかいので傷がつきやすい


この情報だけでも、広葉樹派、針葉樹派に分かれると思います。

ハイハイ期の小さなお子様がいると柔らかくて暖かい床を選択されるでしょうし、少しの傷でも気になってしまう方は広葉樹を選ばれると思います。

もうこれは好みなので、自分たちがどのようなことを優先するかをしっかりと話し合って決めるといいですね。
悩んで、話し合って、自分で選択した床材は、よりいっそう感慨深いものになると思います。

 私たちはこの広葉樹と針葉樹の中から、杉、パイン、オーク、栗の4種類を厳選しました。

事務所で実際に触っていただいて、実感していただいてから選んでいただくようにしています。
後悔しないお家づくりって難しいです。
たくさんの知識や経験が必要になってきます。

見た目だけでなく、その樹種の持った性質を知ってから選んでいただきたいので、今回このようなお話しをさせていただきました。

(写真は栗の木です)
 

私たちは岩国市にある小さな工務店です。
木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。


岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。