TOPへ戻る

“気密性のある家”ではなく、“呼吸できる家”

  • 投稿日:

  • カテゴリー:

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。

コロナウイルスによって、沢山の方々が様々な不安と闘っていると思います。

人ではなくウイルスが一番悪いのですが、人が人を思いやり、気を付けることも大切な局面だと感じています。

私たちNAGOMIYAもしっかりと対策・管理に努めて参ります。



さて、私たちNAGOMIYAは自然素材を使った家づくりをおすすめしています。

自然素材の良さをお伝えし、多くの方にその良さを共感・体感していただけたらと思い、自然素材について勉強しています。

今回は、ずっと考えていました「気密性」について、独自の見解になりますが、お話しさせていただこうと思います。


まず始めに、NAGOMIYAの家は、高気密住宅ではありません。

気密性がないというわけではなく、高気密にすることに重点を置いておりません。

高気密住宅というのは気密性が高い住宅という意味です。

気密性が高いということは、隙間が少なく、密閉されている状態を指しています。


近年、「住宅は気密化すべき」という文言を耳にすることがあります。

では、気密性が高ければ良い家なのでしょうか。

高気密住宅の良いところ、悪いところを調べてみると不思議な現象が起きていました・・・!

高気密住宅のメリットとデメリットを調べてみましたので、簡単に挙げていきます。

まず、メリットを簡単にまとめてみました。

① 室内の空気が漏れにくく外気も侵入しにくいため、省エネルギーで快適な住環境を維持することができる。保温性が高まるので、暖房効率が上がり、電気代削減になる。

② 効率の良い換気ができる。住宅の気密性を均一に高くすると、換気のバラつきを防いで嫌な臭いの発生を防げる。気密性が高ければ、室内の湿気が壁の中へ流れていってしまう心配もない。

③ 遮音性が高い。気密性が低い住宅よりも静かな環境を実現できる。

なるほど・・・。

では続いてデメリットです。

① 密閉された空間に近いため、夏は空気がこもって室内が暑くなりやすく、冷房効率が低下し、電気料金が高くなってしまう恐れもある。

② 温度と同じく湿気もこもりやすいため、冬は結露が発生しやすくなる。24時間換気をしていても発生するケースがあり、放置しているとカビや腐食の原因になるためこまめな拭き取りが必要。

③ コストがかかる。一般的な住宅よりも多い専用部材や、隙間を丁寧に埋める高い施工技術が必要です。このため、コストが高くなったり施工期間が長引いたりするケースも多い。

④ 空気の自然な入れ替えがあまり起きないため、シックハウス症候群の原因になる恐れもある。建材から揮発した物質やハウスダストが長時間室内を漂うため、頭痛やめまい、吐き気などを発症する可能性がある。

さて、お気づきになられた方もいらっしゃると思いますが・・・メリットとデメリットを読んでみると、矛盾が多く生じています。

メリットでは、「省エネルギーで、電気代が削減できる」とありましたが、デメリットでは「冷房効率が低下し、電気代が高くなってしまう恐れがある」とあります。

要するに、気密が高いことによって、寒い冬は快適でも、暑い夏は保温されてしまうため、冷房が不可欠な空間になるということですね。

それは省エネルギーで快適な住環境と言えるのでしょうか。

とはいえ、暖房効率の良さは納得なので、寒い地域で活躍できそうなシステムだと感じました。

実際に北海道のような寒い地域の大きな建物では、ドアや窓も二重扉にして密度を高めて暖かい温度を保っていますよね。


次に、メリットには「効率の良い換気ができる」とありますが、デメリットには「温度と同じく湿気もこもりやすい」・・・ということが、挙げられています。

気密性が高いことで、断熱性能が向上するのは理にかなっていますが、湿気がこもりやすい空間を作り出してしまっていることも事実なのです。

密閉されているということは空気の流れが少ない空間です。

確かに、空気の流れに対して気密性にバラつきの無い方が、効率の良い換気はできるかもしれません。

ですが、24時間換気という機械的なシステムだけに頼り、自然の空気を窓から取り込まない方法が、果たして効率の良い換気なのでしょうか。

数値化された空気の流れの量だけで、実際に住む人の快適さは決まらないと思うのです。

下から上に風が抜けるような窓のデザインをすると、窓を開けたときに“ふわっ”とした風が家を通り抜けています。

カーテンが風で揺れ動く姿や、濡れ縁で風鈴がなる音に人は癒され、心地よさを感じるのではないでしょうか。

キャンプなどの炎が揺らめく姿をずっと眺めていられるのも風の動きが大きく作用していると思います。

さて、デメリットとして挙げられているもので、一番恐ろしいのは、

「空気の自然な入れ替えがあまり起きないため、シックハウス症候群の原因になる恐れもある。」

というところです。

以前も何度か、建材には揮発した物質やハウスダストが含まれているとお話しさせていただきました。

化学物質は人の健康を知らず知らずのうちに蝕んでいきます。

目に見えないものですので、人が意識的に気を付けるしかないのです。

化学物質をまったく含んでいない家はないと思います。

ですが、自然素材を使うことで、化学物質に出会う数値を減らし、風が通り抜けるデザインにすることで、心も身体も健康な住環境づくりになると私たちは信じています。

植物も健康を保つためには、光と水と風に当ててあげることが大切だそうです。

人も同じだと思います。

今日は寒の戻りなのか、春の兆しなのか…など、自分の肌で感じ、自然と上手に付き合って生きていくことが、本当の意味で人にも環境にも良いのだと思います。



ここ岩国市は瀬戸内海の海水温のおかげで、年間を通じて穏やかな気候が保たれています。

自然と調和できる自然素材の家がよく似合っている地域だと感じています。

岩国市の地域にあった家づくりを心がけていますので、岩国でお家をお考えの方はぜひご相談ください。




私たちは岩国市にある小さな工務店です。

木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。

岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。