現場ブログ
棟上げが好きです。
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NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。
私は暑い日だろうが、寒い日だろうが、棟上げが好きです。今まで紙やパソコン上にあったお施主様の想いが、現実として形になっていくその様は感慨深いものがあります。
6月に行われたH様邸の棟上げでは10人の職人さんに来ていただきました。
お施主さん、職人さん、大勢で輪になり始まりの祝杯をあげ、職人さんが散り散りに現場へと向かって行く瞬間は胸がドキドキします。
家づくりは職人さんの手仕事です。何人もの職人さんが集まって、一つのものを作り上げていく姿は本当にかっこよく、圧巻です。今回は私の視点からですが、職人さんたちの印象をお伝えします。
まず、NAGOMIYAではプレカット工法で建築しておりますので、現場で大きな材料を切ったり、欠いだりということはしません。
プレカットとは、構造材の仕口加工などを機械化した工場で行うことです。
建築現場での加工を減らすことで、工期短縮や加工精度向上、現場廃材の削減などにつながっています。
職人さんはプレカット図面を元に、平仮名や番号が振られている材料を巧みに組み立てていきます。順序を間違えれば、やり直さなければならなくなるため、知識が必要とされます。
鋸(のこぎり)を使って現場で調整することもあります。
棟上げを経験させていただく中で、いくつか気づいたことがあります。
大工さん方の動きに無駄な部分が見えないのです。そして、大工さんの動きを止めないように材料を手配するレッカーさんもすごいのです。
職人さん各々が自分にできることを瞬時に考え、手伝いがいるかいらないか、先にやっておくべきことかどうか・・・
それらを自然とされているのです。
このような経験の中で培った技術というものはとてもスムーズで、見ている者を魅了するなぁと私はいつも思います。
何時間でもじーーーっと見ていられるのです。
更に私は木材が好きなので、壁を貼る前の構造体の状態は結構好きでして・・・
見ていると落ち着きます。
今回H様邸では21㎝角の大きな欅(ケヤキ)の大黒柱を立てました。
とても大きいので、大工さん一人では抱えきれず、何人もの大工さんの力で立てたのです。
このような見える柱は化粧柱という加工されているものを用います。
節が少なく、仕上げにやすりなどがかかっています。
そのような柱のため、現在の施工中は養生をして傷がつかないようにしてあります。
(下記写真の一番右の柱です。)
仕上りましたら、また欅の大黒柱の全貌をお伝えさせていただきます。
H様邸の柱の太さは12㎝角です。
とてもしっかりした材料で、耐震性にも優れています。
NAGOMIYAでは柱の本数にもこだわっており、在来工法で建築しています。
在来工法とは、日本に古くからある伝統工法を発展させたもので、柱と梁を組み合わせて建物を組み立てていく方法になります。
そのため、「木造軸組構法」という言われ方もします。
以前は、地震時に揺れやすい建物でしたが、金物などが発達・改良されていき、以前と比べると今では耐震性もかなり高くなってきています。
上記の写真は棟上げの次の日です。
この先は、大工さんが筋交いをいれ、金物を取付し、金物検査を受けます。そして、多くの職人さんの知恵と技術で、何も無かった場所に家が建ちます。
すごいことです。
設備、電気、屋根、建具、外壁・・・
様々な職人さんの「職人技」を目の当たりにできることが私は嬉しいです。
日本に古くからある伝統工法や職人さんの技術も、大切にしていく中で、たくさんの新しいことも学び、活かしていきたいと思います。
そしてお施主様にとって、よりよい建築ができたらと日々精進していきたいと思っております。
私たちは岩国市にある工務店です。
体に優しい本物の自然素材を取り入れたこだわりの家づくりを心がけております。
岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。
岩国市 K様邸古民家リノベ 「解体編」
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解体工事が始まりました 。
今回の解体の内容は 一階の二部屋の減築、 木製窓をアルミサッシへの取替、外壁の焼杉材の全面貼替、給水、給湯、排水の新設、、 システムキッチン・ユニットバス・洗面化粧台・トイレの取替 フローリングの貼替・襖畳の新調などなど 盛沢山の内容となっています 。
古民家の解体工事といえば開けてびっくりがお約束ですが 今回も期待を裏切らない沢山の新しい出会いが待っていてくれました。
古民家の解体工事というのはただやみくもに壊してスケルトンにしてしまうのではなく 利用できるものは出来るだけ今のままの姿で再利用し お施主様の想いのこもった材料も一つ一つ大事に取り外していく 解体工事といってもとてもデリケートな作業なんですよね。
解体工事を進めて行くにつれて見えてきたのが 一階の床下に地下室が造れるほどの大きな空間 そしてピラミットを連想するかのようにそびえたつ大きな束石 お施主様にお伺いすると昔近くに流れる川が氾濫して水没をした経緯があり このような形で嵩上をして家を建て替えたのではないかと仰っておられました。
材料を見ていると細くて以前では他の役割に使用されていた物かもしれない 当時は中々大きな良い材料を入手するのが難しかったのかもしれない など色々な事を想像しながら解体工事を進めていきます。
次はいよいよ大工さんが現場に。
K様邸 古民家リノベ事例はこちら↓
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基礎工事の流れ
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NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。
初めての家づくりでは、知らないことがたくさんあると思います。
家づくりの流れを理解し、一緒に家づくりを楽しみましょう。
今回は戸建住宅で一般的な、ベタ基礎のお話。
■基礎工事の流れ
①地縄張り・やり方地縄張りとは建物の配置が分かるように、基礎の外周に縄やロープなどを使って印を付ける工程です。
やり方とは建物を建てる場所の周りにめぐらす板と杭のことです。②根切り・砕石敷き
根切りとは建物基礎の底面の高さまで、パワーショベルなどの重機を使って土を掘りだす工程です。
砕石敷きとは地耐力を確保するために、砕石(細かく砕いた石)を全体に敷き、ランマーと呼ばれる地面を転圧する機会を使って地盤を締め固める工程です。
地鎮祭で神主さんから頂いた鎮め物は、この工程の際に建物の中心付近に埋めます。
③防湿シート敷き・捨てコンクリート防湿シート敷き・捨てコンクリートとは砕石の上に防湿シート(地面から床下への湿気の流入を防止する効果があるビニールシート)を敷き詰めた後に、基礎の外周部などにコンクリートを流し平らに均す工程です。
捨てコンは基礎の『スミだし(印を付ける)』や『正確な距離を測る』ために行う作業で、基礎の強度を補うものではありません。
④配筋(鉄筋組)配筋とは鉄筋コンクリートの引張強度を担う、鉄筋を組む工程です。
NAGOMIYAでは一本一本の鉄筋を手作業で結束線(細い針金)を用いて組み立てる手法です。
配筋組の工程が終了したら、瑕疵保険の検査で第三者の検査員が図面と照合するための検査を行います。
⑤基礎外周の型枠組型枠組とは基礎外周の立ち上がり部分に、外部にコンクリートが漏れ出さないように、型枠を組んでいく工程です。
⑥床ベースの生コン打設
床ベース(床)部分にコンクリートを打設する工程です。多くの場合は、基礎外周の型枠組と同日に行います。
⑦基礎内部の立ち上がり型枠組みベースコンクリートが乾いたら、基礎内部の立ち上がり部分の型枠を組む工程に進みます。
⑧アンカーボルトの設置基礎と建物の土台を繋ぐアンカーボルトを設置する工程です。基礎立ち上がりの型枠組に合わせて作業するのが一般的です。
⑨基礎立ち上がりの生コン打設基礎の立ち上がり部分にコンクリートを打設する工程です。コンクリート打設後は、バイブレーターと呼ばれる振動機を用いてコンクリートを隙間なく行きわたらせなければいけません。
その後レベラーと呼ばれる流動度の高いコンクリートを用いて、基礎立ち上がり天端の水平を出します。
⑩養生基礎立ち上がりのコンクリート打設が終わったら、コンクリートの強度が出るまでしっかり乾かします。
コンクリートが充分に硬化するまで置いておくことを、ここでは養生といいます。
⑪型枠ばらし基礎立ち上がりのコンクリートの強度が出たらいよいよ型枠ばらしの工程です。
基礎立ち上がりの位置は建物の重量を支えるために柱や壁に合わせているので、型枠を外すと間取りがはっきり分かるようになります。
とても綺麗な基礎が完成しました!
基礎工事だけでもたくさんの工程があるのがお分かりいただけたでしょうか?
職人さんが現場での作業を丁寧に施工してくれるおかげで、大きな家を支える立派な基礎が完成するんですね。基礎工事のあとはいよいよ木工事のスタートです!!
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岩国市 K様邸古民家リノベ「現調編」
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NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。
『空き家になっている実家の古民家をどう維持していくか』
K様からお問い合わせがあったのは、古い家ですが手を加えて住む事が可能か見て欲しいという内容でした。長い間誰も住んで無く空き家の状態で時々風を通しに来られているとのことでこのままの状況でどう維持していくかで悩んでおられました。
初めて現地にお伺いし外観を見て思ったのが「大きい」。そして中に入らせていただき増築とリフォームを何度かされている事に気が付きました。
大きな木材が使われている家ではありませんが、こまめにお手入れをされているので水回り以外の状態は良く思いました。現況目視判断なので細部までは見る事は出来ませんがこの度の現調では可と判断致しました。
NAGOMIYAでは古民家リノベのご相談がとても多くあります。
内容は皆さんそれぞれですが、具体的なお話に入る前にまずその建物が手を加え残していける物なのかの判断を致します。
大きなお金をかけて表面上はきれいに出来ても数年でまた工事が必要になるようでは何もなりませんので古民家リノベのメリット、デメリット、出来る事、出来ない事を十分理解したうえで判断をしていただいています。
K様邸古民家リノベーション工事はじまります!
K様邸事例を見たい方はこちら
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岩国市 N様邸 新築 基礎工事
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基礎工事が進んでいます
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