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無垢材VS無垢材

杉の家で暮らす時間は、優しい時間。

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。

私たちNAGOMIYAは、岩国市で自然素材にこだわった家づくりを建築デザインしています。

岩国市は自然と家が調和できる自然素材の家がぴったりな風土だと感じています。

そんな自然素材の家において、代表的な素材といえば「無垢の木」。

今日は無垢の木が住む人にどんな効果をもたらしてくれるのかをお話しさせていただきます。

さて、無垢の木といっても、樹種によって性質が違います。

そちらの詳しいことにつきましては、過去記事の「無垢材VS無垢材」をご覧いただけたらと思います。
①・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び  「広葉樹と針葉樹」編
②・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「栗」編
③・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「オーク」編

④・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「パイン」編
⑤・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「杉」編

今回は古くから重宝され、皆様もよく耳にされる身近な「杉」材での暮らしについてです。

杉・・・といえば「花粉」というワードが思い浮かんでしまう方も多くいらっしゃると思います。

杉はその使いやすさから、山に多く植林されたため、花粉の飛散が激しくなり、花粉症を引き起こすという問題が発生してしまいました。

杉も人を困らせようとしているわけではないのですが、花粉の時期になると、人々から忌み嫌われてしまっているように思います。

杉花粉はともかく、杉自身はとても人に優しい木なのです。

今日は杉の魅力をお伝えすることに重点を置きたいと思います。



さて、杉は針葉樹です。

針葉樹はフィトンチッドという微生物の活動を抑制する働きがあります。

フィトンチッドは、健康を守るだけでなく、癒しや安らぎを与えてくれる効果があります。

森林浴というのは、気分転換という目的だけではなく、このフィトンチッドに接することを推奨されているのです。

家に杉材を用いた場合、家に居ながら森林浴ができるということです。

NAGOMIYAは、自然塗料を使って、木の呼吸を妨げないようにしますので、加工された木でも呼吸をします。

冬は乾燥して縮みますし、夏は水分を含んで膨らみます。

そんな生きている木はフィトンチッドの効果が十分期待できます。

特に子どもたちの感覚は敏感です。

お引渡しの時に、場所見知りするという小さなお子様も、杉の床にころんっと寝転がり、くつろいでおられました。

ご両親も驚かれていましたが、木が気持ちいいんだねーと納得してくださり、ほっこりした場面でした。



また、杉は空気を多く含んでいるため柔らかいです。

呼吸していない合板フローリングは杉フローリングに比べて硬く、衝撃を吸収しません。

小さなお子様はよく転びますから、柔らかい杉を選ぶことは、怪我のリスクを軽減し、自然と身体を気遣っていることになります。



更に杉はもう一点、暖かさがあるというよい特徴があります。

冷えというのは万病のもとと言われています。

その冷えにも強いのが杉材です。

冷気というのは重たいので、床に溜まります。

その床材がすぐに冷えてしまったり、暖まりにくい材料だと、足元が長時間冷えを感じます。

小さなお子様は身長が低いので、全身が冷えてしまいます。

杉は多くの空気を含むことができるので、一度暖まると冷めにくいです。

実際に「一年中スリッパを履かずに裸足で歩いてます」というお客様もいらっしゃいます。

杉が持つ空気層の大きさによる魅力ですね。


フローリングのお話しになってしまいましたが、フローリングだけでなく、キッチンの前壁や天井、また腰壁などにも杉はよく使用しています。

生活スタイルは様々ですから、お客様としっかりと対話していきながら、使用する場所や樹種をお選びいただいています。

自然素材のことや、家づくりについてのお悩みや疑問がございましたらご相談いただけたらと思います。


今日は人に優しい時間をもたらしてくれる杉の魅力についてお話しさせていただきました。

目には見えない効果ですが、杉を見たときに、少しでも気分が上向きになってもらえると嬉しく思います。


私たちは岩国市にある小さな工務店です。

木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。

岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「杉」編

無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「杉」編

 無垢材VS無垢材の記事、いよいよ最終章です。

これまで栗、オーク、パインが持っている木の個性をご紹介してきました。

私たちNAGOMIYAが建材としておすすめしている無垢の床材は4種類です。

栗、オーク、パイン、杉です。

ということで、無垢材VS無垢材を締めくくるのは針葉樹の「杉」です!!

 すべての記事に目を通していただいて、無垢材、自然素材の良さを知っていただけると幸いです。

①・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び  「広葉樹と針葉樹」編
②・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「栗」編
③・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「オーク」編

④・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「パイン」編



さて、いよいよ最後の「杉」編。

杉材の話を最後に持ってきたのは、偶然ではありません。

杉は古くから建材として親しまれてきた樹種であり、更には近年の花粉症も相まって「スギ」というワード、存在は本当に身近になっています。

ものすごく身近にある「杉」の本質をよく知っていただいて、最後を締めくくりたいと思いました。

そんな身近な杉ですが、杉をフローリング材として使用した場合はどのような効果があるのでしょうか。
皆さんあまりご存じないのではないでしょうか。

杉は針葉樹です。(詳しくは、広葉樹と針葉樹編をご覧ください。)

針葉樹の特徴は、柔らかく傷がつきやすい材質です。

杉は特に柔らかく、傷のつきやすさでは、ご紹介してきた栗、オーク、パインの中でもトップクラスだと思われます。

傷やへこみを気にされる方は、この杉の「弱さ」をよく知っておかなければなりません。
そして杉は広葉樹に比べて節が多く、節に目がいくことが多いです。

杉を選んで後悔してしまうとすれば、この弱さと節などが目立つことでしょうか。


さて、杉は弱いですが、それは耐久性のお話です。 無垢材としての魅力が弱いのかというとそうではありません。

杉の無垢板の辺材は白色、心材は淡紅色から赤褐色をしています。
また木目はまっすぐで、非常に美しいです。

どちらかというと「和」の雰囲気を重視したい方にとって、ピッタリの風合いだといえるでしょう。

そして、柔らかい材質ということは空気を多く含んでいるということですから、なんといっても温かいです。
 そして衝撃吸収性があり、お子さんの転倒にも配慮できますね。

以前、事務所に来られたお客様に、広葉樹のオークと針葉樹の杉を同時に触っていただきました。


「うわぁ!!全然違う!!本当に温度が違う!!」


とかなりびっくりされ、そして笑顔になっておられました。

切られていても尚、呼吸し生きて、その違いを木が見せつけたからこそ、ここまでの驚きを得られたのだと私は思いました。


私たちNAGOMIYAは、自然素材に癒されて、生活をしていただきたいと思っています。

ですので、このように自然素材に直接触れていただいて、その凄さをお伝えできたときはとても嬉しかったです。

自然と人工のもの、それぞれにいいところがたくさんあるのは事実です。

床の冷たさは何も樹種だけの問題ではなくて、杉でも表面に厚密加工や、塗膜のある塗装をしてしまうと冷たくなってしまいます。

汚れないように、傷がつかないように、と便利さを求めれば求めるほど、木はどんどん冷たく硬くなって、我々人間の自然な生活から遠ざかっていくような気がするのです。
塗装も自然塗料で行い、呼吸を妨げない。これは大切にしています。

そもそも床は汚れてはいけない、傷がついてはいけないものなのでしょうか。

昔の日本建築の床のほとんどが畳か板間、汚れるし傷もつくものでできていたはずです。

それを手入れしながら使いこなしてきたのが日本人です。 それがいつのまにか忘れられて、塗装をされた合板フローリングが主流になって、家の床はスリッパなしでは歩けないようになり、それがシックハウスなんてものも生み出しました。

アレルギーが珍しいものではなくなってしまいました。

どんなに優れた加工をされた合板フローリングでも、いつかは傷や汚れがつきます。

表面が平滑でピカピカであるがゆえ、付いた傷や汚れはとても目立ちます。 また細かい傷がたくさんつき、どんどんくすんで輝きを失っていき、『古く』なっていきます。

更には調湿性能も低いため無垢フローリングよりも腐敗しやすいのです。 最初が100点で、少しずつ減点されていく・・・と言えます。

逆に、日に焼けるほど深みを増し、人が歩くほど表面が磨かれツルツルになっていく杉は、最初は100点には及びませんが、少しずつ加点されていく・・・

『古美ていく』、という表現をよく耳にします。
 上手く言ったものだと思います。

家というのは出来上がったときが完成ではないと私たちは思います。

経年劣化に追われる家づくりよりも、色の変化を楽しめるような、経年を味わい深く、感じられる家づくりをおすすめしています。

身近にもっとも多くあり、手ごろなコストを兼ね備えつつ、断熱性や柔らかさを持ち、香りもとてもいいものってありますか? と聞かれると・・・

やはり「杉」を思いつきます。

杉ってすごい樹種です。
皆さんも杉に対する価値観が少し変わられたのではないでしょうか。


以上、無垢材VS無垢材というタイトルで4種類の樹種をご紹介して参りました。

それぞれに木の個性があり、いいところも悪いところもありました。

お好みの木が見つかった、自然素材っていいな、という方がいらっしゃれば本当に嬉しく思います。



私たちは岩国市にある小さな工務店です。

木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。

岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「パイン」編

無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「パイン」編

一番初めに、針葉樹と広葉樹の違いの話から、栗の木編、オーク編と広葉樹のお話しをさせていただいて参りました。

他の無垢材VS無垢材の記事はこちらから
①・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び  「広葉樹と針葉樹」編
②・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「栗」編
③・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「オーク」編

⑤・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「杉」編



いよいよ針葉樹に突入したいと思います。
今回は「パイン」編です。
さて、パインという響きだと、日本にはない樹種のようなイメージを持たれませんか・・・?
実はパイン材とは日本でもおなじみの松(マツ)を加工した木材です。
えっ松なの?!と思われた方多いと思います。私もなりました。
といっても、外国産である松をパインと呼びますので、日本の松とは違います。
松は世界中に存在するのであらゆる種類のパイン材が流通していますが、日本の「松」はパイン材に属せず「地松」という名前で呼称されるため、日本でのパイン材は主に輸入パイン材を指します。

主に北米産のマツをパイン材と呼び、50種類以上あるマツの中でもイエローパイン、ホワイトパイン、ポンデロッサパイン、欧州アカマツなどが家具用材として知られています。
針葉樹特有の柔らかさから、DIY用の加工素材としても人気があります。

針葉樹の特徴を少しおさらいしますと・・・
・空気を多く含むため暖かい
・柔らかいので傷がつきやすい
大きくはこのような特徴です。(詳しくは「針葉樹と広葉樹」編をご覧ください。)

針葉樹の中でも、パインの場合は中程度の柔らかさと強度を備えていると言えるでしょう。
色についてですが、パイン材は白っぽい黄色の色合いが特徴です。
材全体に油分が多いので経年変化では艶っぽい色合いに変化します。

パインの特徴は節があることですが、グレードによって節ありや節が少ないものを選ぶことができます。
節があるのが好きだという人も多く、節をアクセントとして楽しむこともできます。
節の部分が視覚的に温かさを感じるため、素朴で柔らかいイメージがある上に触り心地も良いと評判でもあります。 節の全くないパイン材は希少価値があり高価な値段がついています。
ここでは、無垢フローリング選びのための情報を提供する場ですから、
「床材としてどうなの?」というところに着目しなければなりません。

やはり傷が気になる方は敬遠しがちな柔らかさを持っているパインですが、どの木を選ばれても、自然素材ですから同じように傷やへこみはできてしまいます。
神経質にならないことが前提で自然素材を使われた方がいいですね。
でも・・・となる方、こんな気持ちの切り替え方もありますよ!
森林浴で木の香りを嗅ぎ、その清々しさにリフレッシュされた経験はありませんか?
この木の香りの正体がフィトンチッドと呼ばれる精油成分で、森林浴効果の源になっているものです。
針葉樹を多く使った住宅は、居ながらにして森林浴効果のおまけつき。

傷に神経質になるのも自然素材ならではですが、森林浴をさせてくれて、神経質な気持ちを和らげてくれるのも自然素材・・・面白いですね。

ちなみにフィトンチッドの種類や含有量は樹種によって違いがあり、実は広葉樹にはほとんど香りがないのです。
針葉樹に多く含まれるフィトンチッドは、香りだけでなく抗菌・防虫・防腐作用があります。
正倉院の宝物が1,300年の時を経て現在も色鮮やかに残されているのは、スギで作られた唐櫃(からびつ)の中に宝物を収納していたからだと言われています。

針葉樹も広葉樹に負けないメリット多いことがわかります。

では、広葉樹と違う点としてもう一点。
暖かみを持つ針葉樹のパイン材は、広葉樹に比べてお値段が安価です。
そこがメリットにもつながり、NAGOMIYAではパインを使われる方って多いです。
広葉樹よりも塗装色が馴染みやすいということもあって、NAGOMIYAではナチュラルではなく、しっかりとした濃い色の塗装をされる方もいらっしゃいました。
同じパイン材でも塗装するだけで雰囲気がガラッと変わりますね。
パインという材料はお客様のテイスト合わせに柔軟に対応できる樹種と言えます。
暖かみもあって、安価で、好きな雰囲気のデザインに・・・となると傷さえ気にしなければ、合板よりもずっといい材料ですよね。

ちなみにNAGOMIYAが塗装する塗料も自然塗料です。 自然素材に呼吸を妨げるような塗料を塗ってしまっては自然素材の良さがなくなりますから、塗料にもしっかりとこだわります。
自然素材に自然塗料・・・どうお掃除するの?というご質問結構あります。 お掃除方法についてなのですが、床を掃除するようの洗剤などは無垢材には使用できません。
NAGOMIYAでは床用クリーナーに「こめっとさん」というクリーナーをおすすめしています。 水、米ぬか、米油、紅花油、ビタミンE等でできている床用クリーナーであり、軽いワックス効果もあるものです。
汚れやしみが気になる方はさっとお手入れができるので、パインのような柔らかい自然素材を使われた方は重宝すると思います。
自然素材がずっといいものであるように、塗料や自然素材へのお手入れ方法も日々学んでおります。
パイン材についてこのようにお話ししていると、私自身がパインへの見方が変わりました。
我が家は栗のフローリングなので、広葉樹派だったのですが、傷がつきやすいからと敬遠されてしまってはもったいない材料だなとパイン材を見直しました。

「無垢材VS無垢材」、良い勝負ですね!!


私たちは岩国市にある小さな工務店です。
木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。 岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「オーク」編

無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び「オーク」編

今回は「オーク」編です。 無垢材VS無垢材の記事を読んでいただき、 「この木が好き!」 という気持ちが生まれてくださると嬉しいです。

他の無垢材VS無垢材の記事はこちらから
①・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び  「広葉樹と針葉樹」編
②・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「栗」編

④・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「パイン」編
⑤・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「杉」編


さて、無垢の木といっても、樹種によって性質が違います。

前回は栗の木の魅力をお伝えしました。
栗の木と同じ広葉樹であるオークですが、同じくたくさん魅力的な特徴があります。

無垢の床材をどれにしようか検討する際に、ます第一候補として挙がるのがオークではないでしょうか。
実際にNAGOMIYAでもオークは人気があります。

オークのはっきりとした木目は重厚感があり、フローリングの合板にもオーク柄はよく使用されており、床材としての馴染みがあるのがオークだといえるでしょう。


ナチュラルや可愛い系ではなく、少し暗めだったり、かっこいいテイストがお好きな方は迷わずオークを好きになられます。

では、オークとは実際にどのような木材なのでしょうか。
オークは、木材の一種を指す言葉です。
特定の種類の木から取れるもののことではなく、ブナ科コナラ属に属する種をすべてオークと呼びます。
オークという言葉が表す樹木は、あわせて数百種以上が知られ、亜熱帯から亜寒帯まで北半球に広く分布しているそうです。

日本語では落葉樹のコナラ属はナラ(楢)、常緑樹のコナラ属はカシ(樫)と呼ばれますが、オークはその両方の意味を持ちます。

ただし、基本的にはオークといえばナラ(ミズナラ)のことを指すようです。 (オーク材とナラ材の違いについてですが、産地で違いが分けられているようです。)

古代ギリシアでは、「母なる木」と呼ばれ、神が作り出した木だとされていました。

様々な神話にも聖なる木として登場し、神事にも頻繁に使用されました。
これは、オークが木材として人々の生活の中で重要な役割を果たしていたからでしょう。

そんなオークの特徴はやはり耐久性の高さです。

昔からワイン樽やウィスキー樽の材料や、船舶の材料として使用されてきたオークは、他の樹種と比較して高い耐久性と耐水性を持ちます。
傷がつきにくく、堅く重厚なため、栗の木と同様に傷が気になる方にはおすすめできる強度のある木材です。

木目が細かくはっきりとしていて美しいのも特徴の一つです。

木目には「虎斑(とらふ)」と呼ばれるものがあります。
文字通り、木目が虎の皮の模様に似ていることから、この名前がついたそうです。

NAGOMIYAのお客様もオークの見た目が好きということで選ばれていました。
針葉樹に比べて、硬くて冷たいという特徴があるオークです。
それを日常で感じるかどうかについてお客様に聞いてみました。

「冷たいです」という回答が返ってくるのではないかと思っていたのですが・・・。

生活中に冷たさを感じることはほとんどなく、更に来客された方に
「床暖房なの?」と聞かれたこともあるくらい暖かみがあるそうです。


 合板では感じられない無垢材ならではの空気を含んだ暖かみですね。


ちなみに合板と無垢材の床張り替えについてですが、合板フローリングと無垢フローリングは、耐用年数に圧倒的な差があります。
合板フローリングの場合、床下環境にもよりますが、約15年~20年で湿気が原因の接着剤の劣化により、フカフカした感触になることが多く、張り替え、もしくは重ね張りをする必要が生じます。
無垢フローリングの場合は、初期費用こそかかるものの、適切な環境のもとで適度な手入れを行っていれば、半永久的に張替えなどの必要はありません。

無垢材の方が劣化するのが早いと思われている方が多いですが、無垢材は呼吸するので調湿性能があり、湿気やカビに対応できる材料です。

自分で手入れして、更に愛着が湧いていくのも無垢材、自然素材ならではだと思います。

ではオークのデメリットは何だろうと考えてみましたが・・・思い浮かびません。
ただ、無垢材の中では、針葉樹に比べると「冷たく硬い」という特徴があるということは明らかです。
コスト面ではオークにも色々な種類や質があり、ピンからキリまであるので、そこにもデメリットは感じられない木材です。


これらを踏まえると、栗とオークの特徴はだいぶ近しいことが分かりますね。
ただ、見た目が違いますので意見が分かれるところです。

栗とオークは塗料の吸い込み方も違いますので、塗ると色見が大きく変わります。


NAGOMIYAでは実際に塗料を塗ったものと塗ってない無塗装のものをお客様にお見せしています。

 下の写真のように、オークは塗装と無塗装に大きな違いがあります。
    無塗装(オーク)  |   塗装(オーク)
オークは濡れ色がはっきりと出ていますね。

下の写真は栗です。
     無塗装(栗)    |   塗装(栗)
栗はうっすらと濡れ色になっていますね。


塗料の選び方やペーパーのかけ方ひとつでも触り心地や見ためが変化しますので、お客様との対話を大事にしています。
実際に触れてご覧いただくことが一番です。
そして、無垢材や漆喰の性能や見た目を好きになっていただけたら、とても嬉しいです。
写真はオークです。


私たちは岩国市にある小さな工務店です。
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無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「栗」編

無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「栗の木」編

さて、前回は広葉樹と針葉樹の違いについて書きましたが、少し個々の木が持っている特性を掘り下げていきたいと思います。

他の無垢材VS無垢材の記事はこちらから
①・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び  「広葉樹と針葉樹」編
③・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「オーク」編

④・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「パイン」編
⑤・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「杉」編

 今回は栗(クリ)の木についてです。
まだまだ奥が深い無垢材です。
自然と共存してきた人間が、木のぬくもりに癒されるのは当然のことだと思います。
自分の好きな木はこれだ!っていうものに出会えると、おのずと家全体のテイストが定まってきます。
床材は特に一番触れる機会が多く、必ず視界に入ります。

木の種類が違うだけで見え方がガラッと変わりますので、適当に決めてしまいたくないのがフローリングなんですね。

お客様にはしっかりと特徴を知っていただいて、後悔のないフローリング選びをおすすめしています。

 では、広葉樹に属している栗の木ですが、いったいどんな特徴があるのでしょうか。
ちなみに我が家は栗の木をフローリングに用いました。

 最初はその美しい木目の外見に一目ぼれをしました。
次に、ものすごく硬いことが決め手となりました。
走り回る小さい子どもがいますので、傷は覚悟でしたが、目立ちすぎるのは・・・と思っていましたので。

無垢材は傷ついて当然なので、傷がつかないということはありえませんが、それでも傷つきにくく、目立ちにくいと思います。
水などが落ちてしみになってしまうことが多い無垢材ですが、気になりません。

なぜなら、栗の木は非常に堅く耐久性があり、水に対しても強いため腐食しにくい木材です。
昔から日本では家の土台や大黒柱など、強度が必要な箇所の材料として使われてきました。
以前は線路の枕木としても使われていたことがあるくらい強い木材です。
傷を心配する方には持って来いな無垢フローリング材ということですね。

そして木目も美しいことから、人目に触れやすい無垢フローリングにはピッタリです。
ちなみに、「クリ」は「苦離」に通じ、苦しみから離れることのできる縁起のいい木と言われています。
そんな素敵な由来があるとフローリングを見るたびに気持ちが穏やかになれそうです。

では栗がなぜ水や腐食に強いのか。

それは、栗がタンニンを含んでいるからです。
木材の細胞は樹が太くなるにつれ内側に取り残され、ついには樹皮からの栄養の供給がとだえて、すべて死んでしまいます。

細胞は死ぬまぎわに最後の力をふりしぼり、大量のタンニンを作ります。
大樹を支える樹の中心部はこうやってカビから守られます。

そんなありがたいタンニンを多く含んでいるのが栗の木です。

様々な建材の中で最も腐りにくくカビに強いと言われています。

また、タンニンには防虫効果もあるため、シロアリなどの被害を避けることができます。
ここまで水に強いということは水回りにも使用できるということです。

トイレや洗面所、お風呂など、「木材を使うのはちょっと...」と躊躇してしまうお部屋にも、暖かい木の温もりを取り入れてみてはいかがですか?


無垢材の弱さを懸念している方も強い栗の木なら・・・と思えるような特徴がたくさんあります。
神経質な方には確かに向かない無垢材ですが、傷やしみに神経質になるよりも、傷も思い出だ!と割り切って健康な暮らしを送るのと、どちらが「いい暮らし」といえるのでしょうか。

木は生きているので、必ず呼吸し、空気を通してくれます。
栗の木が自ら作り出したタンニンは、自然界でつくられたものであり、人工のものではありません。
自然のもので、腐食、カビ、シロアリも防げる素晴らしい木材です。
少しでも栗の木にご興味持っていただけたら、幸いです。


私たちは岩国市にある小さな工務店です。

木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。

岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

 

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