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無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「オーク」編

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。

無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び「オーク」編

今回は「オーク」編です。 無垢材VS無垢材の記事を読んでいただき、 「この木が好き!」 という気持ちが生まれてくださると嬉しいです。

他の無垢材VS無垢材の記事はこちらから
①・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び  「広葉樹と針葉樹」編
②・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「栗」編

④・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「パイン」編
⑤・無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「杉」編


■木の個性を知って自分に合った無垢フローリング選び『オーク』編

さて、無垢の木といっても、樹種によって性質が違います。

前回は栗の木の魅力をお伝えしました。
栗の木と同じ広葉樹であるオークですが、同じくたくさん魅力的な特徴があります。

無垢の床材をどれにしようか検討する際に、ます第一候補として挙がるのがオークではないでしょうか。

実際にNAGOMIYAでもオークは人気があります。
オークのはっきりとした木目は重厚感があり、フローリングの合板にもオーク柄はよく使用されており、床材としての馴染みがあるのがオークだといえるでしょう。

ナチュラルや可愛い系ではなく、少し暗めだったり、かっこいいテイストがお好きな方は迷わずオークを好きになられます。

では、オークとは実際にどのような木材なのでしょうか。

オークは、木材の一種を指す言葉です。
特定の種類の木から取れるもののことではなく、ブナ科コナラ属に属する種をすべてオークと呼びます。

オークという言葉が表す樹木は、あわせて数百種以上が知られ、亜熱帯から亜寒帯まで北半球に広く分布しているそうです。

日本語では落葉樹のコナラ属はナラ(楢)、常緑樹のコナラ属はカシ(樫)と呼ばれますが、オークはその両方の意味を持ちます。

ただし、基本的にはオークといえばナラ(ミズナラ)のことを指すようです。
(オーク材とナラ材の違いについてですが、産地で違いが分けられているようです。)

古代ギリシアでは、「母なる木」と呼ばれ、神が作り出した木だとされていました。
様々な神話にも聖なる木として登場し、神事にも頻繁に使用されました。
これは、オークが木材として人々の生活の中で重要な役割を果たしていたからでしょう。そんなオークの特徴はやはり耐久性の高さです。

昔からワイン樽やウィスキー樽の材料や、船舶の材料として使用されてきたオークは、他の樹種と比較して高い耐久性と耐水性を持ちます。

傷がつきにくく、堅く重厚なため、栗の木と同様に傷が気になる方にはおすすめできる強度のある木材です。

木目が細かくはっきりとしていて美しいのも特徴の一つです。
木目には「虎斑(とらふ)」と呼ばれるものがあります。
文字通り、木目が虎の皮の模様に似ていることから、この名前がついたそうです。

NAGOMIYAのお客様もオークの見た目が好きということで選ばれていました。


針葉樹に比べて、硬くて冷たいという特徴があるオークです。
それを日常で感じるかどうかについてお客様に聞いてみました。

「冷たいです」
という回答が返ってくるのではないかと思っていたのですが・・・。

エアコンの暖房利用中に冷たさを感じることはほとんどなく、更に来客された方に「床暖房なの?」と聞かれたこともあるくらい暖かみがあるそうです。 
エアコン利用中の部屋に限りますが、硬くて冷たいという特徴のオークでも暖かくなるという結果です。

合板では感じられない無垢材ならではの空気を含んだ暖かみですね。

ちなみに合板と無垢材の床張り替えについてですが、合板フローリングと無垢フローリングは、耐用年数に圧倒的な差があります。

合板フローリングの場合、床下環境にもよりますが、約15年~20年で湿気が原因の接着剤の劣化により、フカフカした感触になることが多く、張り替え、もしくは重ね張りをする必要が生じます。

無垢フローリングの場合は、初期費用こそかかるものの、適切な環境のもとで適度な手入れを行っていれば、半永久的に張替えなどの必要はありません。

無垢材の方が劣化するのが早いと思われている方が多いですが、無垢材は呼吸するので調湿性能があり、湿気やカビに対応できる材料です。

自分で手入れして、更に愛着が湧いていくのも無垢材、自然素材ならではだと思います。

ではオークのデメリットは何だろうと考えてみましたが・・・思い浮かびません。

ただ、無垢材の中では、針葉樹に比べると「冷たく硬い」という特徴があるということは明らかです。

コスト面ではオークにも色々な種類や質があり、ピンからキリまであるので、そこにもデメリットは感じられない木材です。

これらを踏まえると、栗とオークの特徴はだいぶ近しいことが分かりますね。

ただ、見た目が違いますので意見が分かれるところです。

栗とオークは塗料の吸い込み方も違いますので、塗ると色見が大きく変わります。

NAGOMIYAでは実際に塗料を塗ったものと塗ってない無塗装のものをお客様にお見せしています。

下の写真のように、オークは塗装と無塗装に大きな違いがあります。

無塗装(オーク)                     塗装(オーク)


オークは濡れ色がはっきり出ていますね!!




下の写真は栗です。

無塗装(栗)                  塗装(栗)




栗はうっすらと濡れ色になっていますね。
塗料の選び方やペーパーのかけ方ひとつでも触り心地や見ためが変化しますので、お客様との対話を大事にしています。

実際に触れてご覧いただくことが一番です。
そして、無垢材や漆喰の性能や見た目を好きになっていただけたら、とても嬉しいです。

無垢材VS無垢材!?木の個性を知って、自分に合った無垢フローリング選び 「オーク」編

無垢オークフローリング



私たちは岩国市にある小さな工務店です。
木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。 岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

 

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