読みもの
自然素材の家に暮らしてみて思うこと
NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。
今年は寒暖差が激しく、体温調整が難しい年明けですね。
そしてコロナウイルスによって沢山の方が大変な思いをしていることを痛感しています。
ニュースで、日本は海外に比べてコロナウイルスによる感染者数も死者数も少ない!と言っておられる方がいましたが、悲しい現実や拭いきれない不安や苦しみと闘っている人は数字では表わせられないのではないかと思います。
一刻も早く、皆様が安心して暮らせる毎日が訪れるよう心からお祈り申し上げます。
本日のブログは、私自身が自然素材の家に暮らしてみて思うことや感じていることを率直にお話ししたいと思います。
メリットもデメリットも感じていますので、デメリットについてもきちんとお話しさせていただきます。
さて、我が家の自然素材をピックアップしますと・・・
・カルクウォール(外壁)
・オンザウォール(壁・天井)
・栗の木(床)
・杉の羽目板(壁)
上記の材料が我が家の自然素材です。
一つ一つご説明させていただきます。
■カルクウォール(外壁)
まず、外壁のカルクウォールですが、どんな材料かと言いますと、真っ白なスイス生まれの漆喰のことです。

工事は左官さんによるコテ塗り仕上げです。
私は家を建ててから四年目で、もうすぐ五年になります。
新築したその年から、毎年ツバメが一年の間に二家族ほどやってきては巣立っていきます。
ですので、8家族ほどツバメが巣立っていったその外壁周辺はやはり汚れています。
ツバメが汚した箇所はミルトンのような洗浄液をかけ、ブラシでこすり、その上からカルクウォールを塗りました。
そうするとまた真っ白になります。
他にも気になるところにはちょこちょこ上塗りをしています。
メンテナンスに手間がかかっているように聞こえてしまうかもしれませんが、基本的には光り輝くほど真っ白なのです。
大事にしたいからこそ手入れします。
もうすぐ五年ですが、新築当時とその白さは違わないと思います。
白いお家に住みたかった私は本当に満足しています。
更に、これはカルクウォールの効果かどうか数値で確かめたわけではないのでわかりませんが、夏の日差しの強い日は家の中のほうが涼しいです。
家の中に入ると外とは真逆の冷たい空気なので驚くことがよくあります。
遮蔽性能に優れたカルクウォールのおかげだと私は思っています。
■オンザウォール(壁・天井)
さて、次にオンザウォールについてです。

オンザウォールはシックハウスの原因となるホルムアルデヒドがほどんと含まれていないノンホルムと呼ばれる塗り壁材です。
調湿性能に優れた自然素材の塗り壁に仕上げることができます。
オンザウォールは、確かに湿気を吸収してくれていると感じています。
ですが、自然素材ゆえ耐久性が弱いところは気になります。
傷などがやはりつきやすいです。
というのも、我が家は幼い子どもたちが4年間も暮らしてきましたから、手の汚れやクレヨンなどの汚れ、おもちゃをぶつけて欠けてしまったところもあります。
これらは補修キットがあるので、それをすればよいのですが、まだまだ汚れていきそうなので、様子を見ています・・・。
水や汚れに強いビニールクロスでは起きないようなこういったことがあるのも自然素材の特徴といえますね。
ですが、オンザウォールの効果、性能は本当にすごかったんです。
持病のホコリとカビに対するアレルギーが治まってきたことです。
年々とアレルギーが落ち着いてきていて、病院通いの頻度が少なくなっています。
このオンザウォールはアルカリ性のためカビとホコリがつきにくい材料です。
アレルギーが治まったのは、自然素材の家に住んだから!と言い切れるのは、実家に帰ると数分後にアレルギー反応がでてしまい、我が家に帰ると落ち着くからです。
以前住んでいた賃貸アパートのときも本当にアレルギー症状がひどくて苦しんでいたので、自然素材の家を建てることに行き着きました。
私にとっては間違いなかったと実感しています。
■栗の木(床)
さて、次に床に貼った栗の木についてです。

栗の木を選んだのは見た目のかっこよさからでした。
その時は広葉樹だからというところまでは突き詰めて考えていませんでしたが、広葉樹ならではの堅さに今はとても魅力を感じています。
傷がつきにくいですし、ついても目立ちにくいです。
夏はひんやりとして気持ちいいので、よく床に子どもたちと寝転がって遊んでいました。
気になることといえば・・・
これは生きている材料なので仕方のないことなのですが、冬場は木が痩せて乾燥するため少し床のフローリング同士に隙間ができます。
そこにごみが入り込まないように気を使ったりします。
合板のような加工された床とは違って、自然素材の材料は本当によく動きます。
それを私はデメリットとは捉えてはいませんが、気になる方は気になると思います。
■杉の羽目板(壁)
さて、最後に杉の羽目板についてです。
杉の無垢材を壁や天井にはめてもらいました。
洗面脱衣室の壁も天井も杉の羽目板で仕上げてもらったので、まさに木の空間です。

最初は、洗面脱衣室は湿気もすごいし、水に当たってカビたりするかな?と思っていたのですが、やはり自然の木は吸水性が高いようで、その心配はありませんでした。
また、木は空気を含んでいるため、ガラスなどと違い触れても冷たく感じないのです。(熱伝導率も低いため)
居室に比べて寒い洗面脱衣室なので、感覚的に温かみを感じる木を使用してよかったと思います。
ただ一点、洗面台周りの壁だけはタイルで仕上げていた方がよかったです。
水が飛び散るので、さっと拭けたり、ゴシゴシと拭きあげられる材料がおすすめです。
いつか木の上にタイルを貼ってみようと思っています。
そして、勾配天井にも杉の羽目板を貼ってもらったのですが・・・

もうこれは本当にお気に入りです!
勾配天井とは傾斜になっている天井のことです。
斜めにあがっていく自然素材の木の一枚一枚の表情が圧巻です。
寝転がって見上げていると本当に森林浴になります。
実際に杉はフィトンチッドという森林浴効果が得られると言われています。
家に居ながら癒されるのは本当にすごいなぁとよく感じています。
さて、今日は私自身が自然素材の家に暮らして思うことをお伝えさせていただきました。
自然素材の家って本当に素晴らしい!ということを言うだけではなく、具体的に自然素材の家ってどんなことが起きるのかを知っていただけるように心掛けています。
もちろん住まう人によって感じ方は様々ですが、少しでも自然素材の家での暮らしについて興味を持っていただけたら幸いです。
本当に自分自身が良いと思っていなければおすすめできませんので、これからも日々勉強していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
私たちは岩国市にある工務店です。
体に優しい本物の自然素材を取り入れたこだわりの家づくりを心がけております。
岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

日本の住宅の寿命は30年、英国は140年
投稿日:
カテゴリー:読みもの
NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。
12月に入り、クリスマスの飾りが至る所で可愛らしく光っていますね。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生をお祝いする西洋文化の習わしなのですが・・・
もう日本にとっても欠かせない冬の一大イベントになっています。
日本人のいいところは、良いと思うものを吸収する力があるところだそうです。
日本は、中国と西洋の文明を上手く取り入れてきたことで、強国の仲間入りができたと言われています。
日本と西洋の文明の差に驚き、自国を守るために、文明開化に力を入れた日本の対応は素晴らしかったと思います。
ですが、近年の住宅や環境問題についての考え方が遅れをとっているのではないかと個人的に思いました。
今日のブログは日本の住宅が欧米とどう違うかを考えてみたいと思います。
■日本の住宅と欧米の住宅の違い

日本が西洋の文化を取り入れることに本腰を入れたのは、かの有名な岩倉具視による岩倉使節団が西洋の調査に行ってからです。
西洋文化を取り入れ始めてからは、レンガの建物や電灯など、日本の風景にも大きく変化をもたらしました。
今回注目したいのは、このような見た目などの違いではなく、日本の住宅と欧米の住宅の根本的な考え方の違いについてです。
まず違いを簡単に言いますと、日本は建物よりも土地重視で考えています。古くなれば壊して建て替える「スクラップアンドビルド」の概念が強いのです。
現在は、環境問題や景気の低迷、少子高齢化などからストック社会への転換が望まれています。
ですが、日本の住宅の平均耐用年数は30年程度しかなく、その短さは世界では非常識と言われています・・・。
なぜなら、住宅のサイクル年数は、日本が30年に対して、米国が103年、英国が141年と言われているからです。
(当時の建設省(現在の国土交通省)が出した1998年解体・リサイクル制度研究報告会報告書、並びに総務省の1993年住宅統計調査による)
なぜ国でこのような大きな違いがあるのでしょうか。
その大きな違いは“住宅への投資”だと言われています。
日本の住宅ローンの平均年数は23年なのに対して、平均寿命が30年・・・。
日本は23年かけて住宅ローンを支払い、30年経てば使わなくなっているのです。
それに対して、
・米国は38年投資して103年の寿命
・英国は73年投資して141年の寿命
これは住宅ローンが38年や73年かかるということではなく、リフォームなどのメンテナンス費用を惜しむことなく投資して、住宅の寿命を延ばしているということです。建物の価値は維持されるはずと考え、メンテナンスを継続する欧米の心が、日本の住宅寿命と差をつけているのではないでしょうか。
「建てては壊す」のフロー消費型の社会から、「いいものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う」ストック型社会へ転換しようという考えが今は主流なのです。
そもそも、日本古来の高い技術で建築された古民家などは30年でだめになるはずがありません。法隆寺のような何百年も健在な建物が証明してくれています。
沢山の方が手入れをして、大事にされてきたものは、何年経っても価値があるということです。
では、大事にするためにはどうしたらよいのでしょうか。
家を日に日に好きになることが大切だと思っています。
構造は建ててしまったら変えられませんが、室内は時間をかけて磨きをかけることができます。住み始めてから気づくこともありますので、DIYで棚を付けたり、ちょっとした模様替えやメンテナンスを楽しめる暮らしであって欲しいと私たちは思っています。
NAGOMIYAはお洒落な棚受けや花器、家具など多くのインテリアカタログを事務所にご用意しています。

お引渡し前も、お引渡し後も、大切な家での暮らしを楽しめるお手伝いができたらと思っています。
これからお家を考えておられる方は、新築、中古住宅のリノベーション、古民家再生など、色々な選択肢があると思います。
私たちNAGOMIYAはどの家づくりに対しても、 「大切に手入れしていきたい、永く住みたい」 とお施主様に思ってもらえる家を一緒に考えて建てていきたいです。
それが結果として、環境を大切にすることにも繋がると思っています。
日本の住宅の寿命が短いのは悲しいことなので、日本の誇れる技術も大切にしていきたいと思い、古民家リノベーションにも積極的に取り組んでいます。
NAGOMIYAの家づくりに少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
私たちは岩国市にある工務店です。
体に優しい本物の自然素材を取り入れたこだわりの家づくりを心がけております。
岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

古民家の暮らしは決して悪くない
NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。
少し寒さが深くなってきましたね。
事務所のペレットストーブもそろそろ火が灯りそうです。
ペレットストーブの火を見ているととても癒されます。
最近はキャンプの薪の動画などもすごい再生回数のようで、火が人に与える影響の大きさを感じています。

そもそも日本人の暮らしは、火による光と陰を大切にする暮らしでした。
いわゆる古民家と呼ばれる造りで暮らしていた時代のことです。
古民家は暗くて寒いというイメージを持っている方多いと思います。
今日のブログでは、そんな古民家の暮らしのマイナスイメージを払拭したいと思います。
■陰翳
さて、火が灯れば明るいところと、陰のような暗いところが生まれます。
その陰翳(いんえい)こそが日本古来の芸術の特徴であると主張したのが、谷崎潤一郎でした。
谷崎潤一郎の随筆「陰翳礼賛(いんえいらいさん)」は、電灯がなかった時代を懐かしみ、電気の配線などを上手くかくして日本家屋と調和させることの葛藤が綴られています。
谷崎潤一郎は西洋の住まいは可能な限り部屋を明るくし、陰翳を消すことに執着したが、日本はむしろ陰翳を認めていたとしています。
陰翳の中でこそ生まれる芸術を作り上げたのが、日本古来の芸術の特徴だと主張し、建築、照明、紙、食器、食べ物、化粧、能や歌舞伎の衣装など、多岐にわたっての陰翳を考察しています。
また、日本の住宅は大きな屋根が特徴です。
その下に広がる暗闇が日本独特の美意識であり、金箔が施された屏風も照明の下で見れば派手に見えるが、当時のほの暗い室内では外部の光を反射するリフレクターの役割があったと谷崎潤一郎は説明しています。
古民家は暗くて暮らしにくいというようなマイナスイメージを持たれている方が多いのですが、ほの暗い室内は日本人の暮らしにはマイナスではないということが谷崎潤一郎の主張です。
確かに、利便性の追求による明るい空間に人は慣れてしまったため、暗い不便さをより一層感じてしまっているように思います。
またこのような言葉もあります。
「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪(た)へ難(がた)き事なり。」
これは吉田兼好の徒然草の記述です。
「家は夏を中心に作りましょう。冬はどこにでも住めます。暑い家は堪えられないです。」
という意味です。
日本の家づくりは、暑い日差しを遮り、夏を快適にくらすために、軒を深くするなどの工夫をしていました。
要するに、夏を涼しく過ごすことに重きが置かれていた時代だったのです。古民家の「寒い」というマイナスイメージは、こうした背景が関係しているように思います。
では、現代の夏はどうでしょうか。
年々気温は上昇し、猛暑の日々が続いています。
現代の夏は、昔よりもよっぽど暑い夏だと思うのですが、軒の深い家づくり、古民家は減少傾向にあります。
日本の古民家がなぜそのように造られたかを知らない方が多いのも原因の一つだと思われます。
古民家の造りが、日本という風土に合った素晴らしいものだということを知っていれば、古民家に対して、別の見え方も出てくると思います。
私たちNAGOMIYAは、古民家を大切にして欲しいと思っています。先人の残してくれた知恵と技術を大切に守ること環境へ配慮すること日本の風土に合った健康的な暮らしをおすすめしたい古材という貴重な木材の継承などそういった沢山の気持ちがあります。
古民家を壊してしまうことは簡単ですが、現代の良い材料や再生する技術や工夫によって、古民家が暮らしやすく生まれ変わることもあります。
例えば…しっかりと断熱材を施すことで、夏も冬も快適に過ごせるようになりますし、床に無垢材を使うことや、窓を断熱サッシに変更するだけで室内の温度が快適に保たれます。
暗いという問題に対しては、照明計画、窓からの自然光による採光計画などを改めて計算します。そのために私たちNAGOMIYAは古民家鑑定士の資格取得や講習を受けて、日々学んでいます。
古民家をリノベーションすることはとても難しいことですが、日本の建築を大切にしたいと思い、真剣に取り組んでいます。古民家のイメージが変わった!という方がいてくださると嬉しく思います。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

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住宅の素材選びで寿命が9年変わる?!
NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。
先日の完成見学会、沢山の方にご来場いただきました。
ご来場してくださった方、お施主様のご厚意に、心より感謝しております。
誠にありがとうございました。
さて、今回のブログは住宅の素材についてお話しさせていただきます。
住宅の素材が人体にどのような影響をもたらすのかを知った上で、これからの家づくりの参考にしていただけたらと思います。
■住宅の素材
一生に一度レベルの大きな買い物である家・・・
三回建てなければ満足できないというような言葉をよく耳にします。 何の不満もない家づくりはやはり難しいです。
なぜなら、実際に暮らしてみて分かること、気付くことが多くあるからです。
物の位置や動線などは、住まう本人がそこで暮らしてみなければ、100%の正しい答えは分からないことも多いです。
ですが、家づくりに健康にいい素材であるか、そうでないかは、これまでの人々の暮らしから「良い・悪い」が立証されているものなのです。
林野庁のホームページによりますと、特別養護老人ホームで木材を多く使用している施設では、インフルエンザへの罹患(りかん)や、転んで骨折をする入居者が少ないという調査結果が出ています。
資料:全国社会福祉協議会「高齢者・障害者の心身機能の向上と木材利用-福祉施設内装材等効果検討委員会報告書」。調査機関は1997年12月から1998年1月。
また、1987年に静岡大学農学部がおこなった、マウスを異なるケージで飼育した場合の生存率と成長率を調べた実験は有名で、木の巣箱は金属やコンクリートの巣箱よりマウスが長生きする結果が出ています。
23日経過後の木の巣箱の生存率は85.1%、金属は41.0%、コンクリートは6.9%しかなかったのです。
体重の変化で見ても、木の巣箱の方がよく成長していました。
では、人はどうでしょうか・・・
島根大学総合理工学部の中尾哲也教授がまとめた論文では、
団地やマンションなどのコンクリート集合住宅に住む人と、
木造住宅に暮らす人の平均死亡年齢を比較すると・・・
コンクリート集合住宅に住む人のほうが、 “約9年も早死にする”
という衝撃的なデータとなりました。
様々な実験が行われた結果、木が人の健康にもいいことは明らかなのです。
これらのことから、家づくりの素材は、人々の生活に大きく影響をもたらすことが分かりました。
私たちNAGOMIYAは自然素材を使った家づくりをおすすめしています。

お客様の身体に優しい素材を選んでいます。
自然素材の魅力を少しでも多くの方に知っていただきたいと思いこのような記事を書かせていただきました。
身体や心にとって良いものを簡単に捨ててしまう方はおられないと思います。
永く健康で暮らせて、大切にしたいと思える“良いもの”をお客様にご提案できるように、これからも真剣に家づくりと向き合っていきます。
私たちは岩国市にある工務店です。
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古材の素晴らしさ
NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。
夏が終わり、日差しが強い日もありますが、だんだんと風は冷たくなっているように思います。
さて、今月10月14日、「鉄道の日」だったようです。
1872年(明治5年)の9月12日(新暦では10月14日)日本で初の鉄道が、新橋~横浜間で開業したことを記念して、1922年(大正11年)に鉄道省が制定しました。
大正に制定されたものが、令和まで語り継がれていることが素晴らしいと思います。
鉄道だけに限らず、古い歴史があるものって何故か魅力を感じてしまいます。
私が最近、感銘を受けたのは、古材です。
■古材とは
意味合いとしては古い材料、年月の経っている材料ということです。
古材というと、古いものなので、新しい材料に比べて強度が劣っている・・・と思われている方が多いと思います。
でも実はそうではないのです・・・。
そんな古材について今日はお話しさせていただきます。
先日、古民家の成り立ちや現状、古民家に使われる古材などについての講習をスタッフで受講してきました。
これまで古民家は、「住みづらい」という理由から解体処分するのが妥当とされてきました。
しかし、あえて古民家をリノベーションして、住宅や店舗にするという選択をされている方も最近多くなってきました。
NAGOMIYAでも古民家リノベーションのご相談を多くいただいております。

ではまず、古民家とはどういう定義のもとに呼称されるのでしょうか。
古民家の定義のポイントは・・・
・登録有形文化財制度
・築50年以上経過
・木造軸組構法
・伝統構法もしくは在来工法
これらに該当する住宅を古民家と呼べます。
ここ山口県にある登録有形文化財の数は101です。(文化庁HP2019年1月1日現在)
登録有形文化財を簡単に言いますと、重要文化財には指定されないけれども、大切にした方が良いとされて登録された文化財のことです。
さて、古民家の定義が大体ご理解いただけたところで、本日のテーマ「古材」についてお話しさせていただきます。
まず、古材の強度についてです。
冒頭でも言いましたように、古材は古いため、新材よりも強度が「弱い材料」なのでしょうか・・・?
実は、経年変化により、古材の強度は増大すると言われています。
千葉大学名誉教授の小原次郎氏が書かれたNHKブックスの「木の文化をさぐる」の中に、法隆寺古材は心材より強いと記述しています。
「なぜなら木は切り倒されてから200~300年までの間は、圧縮強さや剛性がじわじわとまして、2,3割も上昇し、その時期を過ぎて後、緩やかに下降しはじめるが、その下がりカーブのところに法隆寺古材が位置していて、新材よりもなお一割くらい強いからである。バイオリンは古くなると音が冴えるというが、これはこの材質の変化で説明できる。」
要するに、伐採してすぐは強度がまだ無いが、年数をかけてゆっくりと強度が増していき、200~300年は強い時期とされています。
強度が落ちるのは伐採後800~1200年という途方もない未来の話であり、古民家は最近の住宅とは比較にならない良質な木材が贅沢に使われた耐久年数の長い住宅なのです。
新築に使われる材料は、多くが自然乾燥ではなく、強制乾燥のため、材料の強度を一時的に得られてもすぐに弱くなってしまうそうです。
時間は早めることができませんので、今ある古材って素晴らしい材料ということが分かります。
古材は大切にするべき価値があります。
皆さんも古材への印象が少し変わられたのではないでしょうか?
■カーボンフィグゼイション
最後に「カーボンフィグゼイション」という考え方についてお話しさせていただきます。
私がこの講習を受けて、とても良い考え方だと思ったのが、この「カーボンフィグゼイション」です。
木には炭素が多く含まれています。
伐採しても炭素を保有したままなので、家を建て、それを焼却処分すると炭素が空気中に大量に排出されてしまいます。
元々地上にあった木を伐採して、家を建て、焼却し大気中に排出されても二酸化炭素の総量は変わらないという考え方を「カーボンニュートラル」といいます。
対して、木材を焼却せずにそのまま長期間固定し、二酸化炭素削減を求める考え方を「カーボンフィグゼイション」といいます。
世界的にカーボンフィグゼイションの考え方に変わってきています。
古材を廃棄せずに再利用することで、炭素を固定することになります。
新築を建築する際にも、すぐに住めなくなってしまうような家ではなく、生活スタイルを含め、使用する材料にも気を配ることが大切です。
手を加えれば永く住み続けられるようにすることが、環境のため、そして私たちの健康な暮らしのためになります。

今日は、古材の素晴らしさ、古材を大切にする素晴らしさをお話しさせていただきました。
住宅は簡単には建てられません。
たくさんの情報が溢れていますし、何を大切にされるかは住まい人次第です。
私たちNAGOMIYAが自然素材をおすすめしているには理由があります。
少しでも、自然素材に興味を持っていただけたら嬉しく思います。
漆喰やオーク、パイン、栗、杉の無垢フローリングなどの自然素材に実際に触れていただけますので、ぜひ事務所へご相談ください。
私たちは岩国市にある工務店です。
体に優しい本物の自然素材を取り入れたこだわりの家づくりを心がけております。
岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

またも値上がり…先行投資な家づくりとは
NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。
10月に入り、今年も残すところあと3ヶ月になりました。
一年が本当にあっという間に感じています。
さて、10月に入り、またも「値上がりです」というワードが飛び交っています。
この度の値上がりは、たばこ、第三のビール、厚生年金被保険者の31等級以上の対象となる方の保険料・・・のようですね。
この先も嗜好品の値上がりはやはり避けられないようで、チューハイやワインについても徐々に一律となるような値上げ体制がとられているようです。
嗜好品を我慢しなくてはならない、納める保険料は上がってしまう・・・ こういった情報を目の当たりにすると、とても楽しくない気持ちになります。
その反面、私たちが家づくりを通して、お客様が喜んでくださるような環境をご提案しなければと強く思います。
NAGOMIYAの特徴はやはり自然素材ですので、自然素材を使ったことによってお客様が喜んでくださることは本当に嬉しいことです。
自然素材の家に住んだことがない方は、当然、半信半疑で自然素材を使われると思います。
NAGOMIYAのお客様もお引渡しして、体感していただいた後、「もっと色んな自然素材使えばよかった」というお声をよくいただきます。
なぜそのようなお声があるのでしょうか。
そうです、好きなだけ自然素材を使用するにはコスト・・・
ご予算の壁とぶつかることがあるのです。
自然素材はやはり、合板やクロスなどの新建材よりもコストがかかります。
ですので、私たちNAGOMIYAもおすすめさせていただくポイントを絞っています。
例えば、セルロースファイバー。
セルロースファイバーは古紙を使った自然素材の断熱材です。
セルロースファイバーの凄さは断熱材の中でデメリットがなく評価が高いということです。
現在、工事させていただいております新築に、セルロースファイバーを施しました。
8月の猛暑日のことですが、立っているだけで倒れてしまいそうな息苦しい熱波の中でも、家の中はひんやりとした涼しい空間だったのです。
セルロースファイバーの断熱性能の凄さを実感しました。
冷暖房効率が良いことは間違いないです。
つまり、自然素材は「先行投資」と言えます。
自然素材は扱うのも難しいので、安くて早いというメリットはありませんが、工事に時間がかかっても、高くても、それだけの価値があると思っています。
木や漆喰など呼吸する材料は空気を綺麗にしてくれますし、外壁にスイス漆喰を施せば高い遮熱効果も期待できます。
不景気に心が荒んでしまいそうな時期ですが、自身がずっと住んでいく家、仕事をして疲れて帰る家が、価値のある空間であって欲しいと私たちNAGOMIYAは思っています。
これから家づくりを考えられる方が、少しでも自然素材にご興味持っていただけたら幸いです。
私たちは岩国市にある工務店です。
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岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。







