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読みもの

意外と簡単!!自然素材のメンテナンス方法。

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。

自然素材の家に興味や憧れがある方が増えてきています。

NAGOMIYAへお問合せいただくお客様も、自然素材を使用したいという方が大半です。

さて自然素材の家は一般的な住宅に比べて、デリケートな素材が多いという事はご存知でしょうか。

暮らし始めると、とても快適で健康的な生活を送ることが可能な一方、必ずと言っていいほど傷やへこみなどが生じます。

長期間暮らすとその分、傷も増えていきます。

これらの傷やへこみがどうしても気になってしまう。

という方には残念ながら、自然素材はあまりおススメ出来ないかもしれません・・・

住むと分かる自然素材ならではの肌触りや木の表情。

なんともいえない癒しの空間。

傷やへこみも経年変化や味わいと捉え、共に楽しみたいという方にはおススメです。

今回は、岩国市周辺にお住まいの方に向けて自然素材の家のメンテナンスの必要性と、日常的にできるメンテナンスについてお伝えします。

自然素材のメンテナンスと聞くと難しいと思われる方が多いと思うので、分かりやすく自然素材の種類別にお伝えしていきましょう。

■無垢フローリングのメンテナンス

無垢フローリングは塗装の種類によってメンテナンス方法が変わってきます。
塗装の種類としまして
『無塗装』
『自然塗料やオイル塗装』
『ウレタン塗装』
などの種類があります。

・『無塗装』の無垢フローリングのメンテナンス無塗装とはその名の通り、何も塗装されていない無垢フローリングになります。無塗装の無垢フローリングは水気を多量に含むと膨張したりシミになったりしますので水分を多く含ませることはおススメ出来ません。
ですので、そのまま使用する場合には注意が必要になります。
メンテナンスは、雑巾でのから拭きもしくは硬く絞った雑巾での拭き掃除が可能になります。

・『自然塗料やオイル塗装』の無垢フローリングのメンテナンス自然塗料やオイル塗装とは無垢フローリングの呼吸や質感を妨げず、浸透して保護する塗料です。人や環境にも優しく、メンテナンス性にも優れています。
NAGOMIYAではこの自然塗装を推奨しています。
以下のような症状がみられると、再塗装やワックスがけが必要な合図になります。
“表面がカサつき始める″
“艶がなくなる″
“水を弾かなくなる″
“色が褪せてくる″

これまで使用していた自然塗料、もしくはワックスを用意しましょう。
塗りすぎに注意し、塗料やワックスを塗布してあげれば自然な艶感と水気に対する保護性能が蘇るでしょう。

ご自身で塗装する事に不安のある方は、プロにお任せするのが良いでしょう。

・『ウレタン塗装』の無垢フローリングのメンテナンスウレタン塗装とは、ウレタン樹脂の塗膜を硬化させて塗装する方法です。フローリングの表面をコーティングしてしまうので汚れやシミ、擦り傷などに対しての耐久性が向上します。そのため日々のお手入れは通常の掃除以外には特に必要ありません。自然塗料に比べて持ちが良いため、再塗装は20年から30年と言われています。ただ、表面を塗膜で覆ってしまうので本来の無垢フローリングの持つ性能や質感は失われてしまいます。

■塗り壁のメンテナンス

漆喰や珪藻土は静電気が発生しないので、ビニールクロスに比べて埃が溜まりにくく汚れにくいとされています。

しかし、生活する上で手垢や擦り汚れ、食べ物の汚れなどが付いてしまいます。


・手垢や擦り汚れの落とし方

比較的軽い汚れであれば、消しゴムを使えば簡単に落とすことが出来ます。

消しゴムを使っても落ちないときには、メラミンスポンジを軽く水で濡らして擦ってみましょう。


・食べ物や飲み物の頑固な汚れの落とし方

漆喰や珪藻土には調湿性能があるため、食べ物や飲み物などの水分を吸収して汚れが内部に染み込んでしまいます。そのため表面を軽く擦った程度では落ちません。サンドペーパーで軽く表面を削ってみると落ちる可能性はあります。

しかし、削りすぎてしまうなどのリスクもあるため、頑固な汚れの場合は専門の方に相談する方がいいかもしれませんね。

■日々実践しましょう

これまでメンテナンスの方法をご紹介してきましたが、日々のお掃除も大切になってきます。

簡単なお手入れ方法としては掃除機をかけることです。

掃除機は日常的にかけるという方も多いのではないでしょうか。

冬場は無垢フローリングが乾燥し、フローリングとフローリングの隙間が広くなります。その隙間にゴミが挟まることが多くあります。

冬場はこの隙間に注意して掃除機をかけてみましょう。

また、フローリングワイパーなどの掃除用品を用いる際には、ドライタイプのシートを使用してください。ウェットタイプのシートには洗剤が含まれている場合があるため、無垢フローリングには不向きになります。

■まとめ

自然素材のメンテナンスは意外と簡単な事がお分かりいただけたでしょうか。

自然素材を用いた家では素材それぞれに合うメンテナンスをすることが大切です。

日々のメンテナンスをすることで、大切な家にもさらに愛着が湧く事でしょう。


私たちは岩国市にある小さな工務店です。木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。
岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

珪藻土とは?漆喰との違いをお伝えします。

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NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。

自然素材を使用して注文住宅をお考えの方は、内壁の素材をどうするか悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

自然素材の内壁材といえば、漆喰や珪藻土。

そこで、今回は珪藻土の歴史や成分、漆喰との違いについてお伝えしていきます。

岩国市周辺で家づくりを検討中の方の参考になれば幸いです。

■珪藻土とは?

この珪藻土という読み方ご存知ですか?

「けいそうど」と読みます。

最近では内壁の他に、バスマットやコースターにも使用されており聞き覚えのある方も多いはずです。吸収力が高いため、水回りで使用される事が多いですね。

■珪藻土の歴史

珪藻土が初めて登場するのは今から2000年ほど前。

ギリシャで、軽くて水に浮く建築材料として使用されたことが始まりだそうです。

国内でも珪藻土活用の歴史は長く、火に強い特性を生かし、耐火レンガや七輪として使われたり遺跡から珪藻土の釜が見つかったりと古くから重宝されていたようです。

■珪藻土の主成分

珪藻土は川や沼から採取される自然素材です。

珪藻という植物プランクトンが化石化したもので、川や沼などにあります。珪藻の寿命が来た時に、残った殻が沈殿して積み重なり、それが化石化したものを原料としています。

主成分は二酸化ケイ素で、シリカや無水ケイ酸と呼ばれることもあります。

二酸化ケイ素はは珪砂や珪石、熟成した砂漠の砂などにも含まれている物質です。無機ガラスや医薬品添加物、および乾燥材や化粧品などにも二酸化ケイ素は使われています。

珪藻土に似た自然素材といして漆喰があげられますが、漆喰の主成分は水酸化カルシウムです。アルカリ成分が含まれており、カビが生えにくいという特徴もあります。

異なる自然素材なので、混同しないように注意してくださいね。

■珪藻土のメリット

漆喰と同じように、珪藻土にも表面に多数の小さい孔(あな)が開いています。これを多孔質と言います。

この孔(あな)が湿気の多い夏場には水分を吸収し、乾燥する冬場には水分を放出してくれます。これが調湿効果です。
この調湿効果は漆喰よりも珪藻土の方が優れていると言われています。

■珪藻土と漆喰の違い

一番は原料の違いです。
珪藻土は先ほどもお伝えしました植物プランクトンが化石化したもので、漆喰は水酸化カルシウムが主成分になります。
そして、原材料以上に身近な違いがあるのが自硬性です。
漆喰は空気中の二酸化炭素と反応して固まっていくのに対し、珪藻土そのものは乾燥してボロボロ崩れてしまいます。そこで石灰やセメントや粘土、そして合成樹脂などの凝固剤を添加することにより硬化させて左官壁として成立させています。
一方、漆喰は自分から固まるので簡単に言いますと「余計なものを足なくていい」という考えがあります。それ故にシンプルではるか昔から左官材として成立している理由が分かると思います。

質感にも違いがあり、塗り方によって仕上がりの風合いが違ってきます。
漆喰の仕上がりはさらりとしていて、珪藻土の仕上がりはザラザラしています。
左官さんの塗りパターンによって、どちらも表情を変えることが可能です。





漆喰にも珪藻土にも調湿性能など様々なメリットがありますので、どちらも快適な暮らしを手助けしてくれる材料だと言えるでしょう。

■まとめ

今回は、珪藻土の歴史や成分、漆喰との違いをお伝えしました。

珪藻土を使用する際は、仕上がりの質感や凝固剤の成分を確認すると良いでしょう。

私たちは岩国市にある小さな工務店です。

木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

漆喰の家は後悔しない?メリットとデメリットをお伝えします!

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。

自然素材を使用した注文住宅。

こだわりが沢山詰まったマイホームを夢見る方も多いですよね。

その、こだわりの中でも『漆喰』について気になっている方は多いのではないでしょうか。

そこで、今回は岩国市周辺で家づくりを検討中の方に向けて漆喰の成分や、漆喰を使うメリットさらにデメリットをお伝えしたいと思います。

最後までお読みいただけると幸いです。


■漆喰の歴史

 漆喰は日本建築に昔から使われている素材です。

しかし、漆喰は昔から世界中で使用されていることをご存知でしょうか。

その起源は現在から5000年前のエジプト・ピラミッド時代にまでさかのぼります。そのとき、ピラミッドの壁に使われたのが漆喰でした。

そして漆喰は古代ギリシャやローマ時代の建築物にも使われていたそうです。

建築物以外に、レオナルドダヴィンチの名画『最後の晩餐』の下地にも使用され、様々なジャンルで用いられています。

漆喰が日本まで伝わったのは飛鳥時代。

中国から伝わったのち、お城の壁や土蔵、寺社などの高級建材として一般化されていきました。壁の上塗り材や保護材、瓦止めなどの接着剤としても使われます。

そして、現代でも漆喰は住宅の壁に使われています。

その柔軟性や機能性が現在でも活用される大きな理由なんですね。

■漆喰の成分

主成分が水酸化カルシウムの建築材で、色々な種類があります。

例えば石灰に石・砂・骨材・麻など、地域により混ぜ合わせる素材が変わります。

■漆喰のメリット

漆喰のメリットは大きく分けると3つあります

『調湿・消臭・遮音効果』

『耐久性と防汚性』

『安全性』

1つずつ

詳しく説明していきましょう。

『調湿・消臭・遮音』
漆喰は顕微鏡で見ると分かる多数の小さい孔(あな)が開いています。これを多孔質と言います。この孔(あな)が湿気の多い夏場には水分を吸収し、乾燥する冬場には水分を放出してくれます。これが調湿効果です。
そして漆喰は強いアルカリ性ですので、ニオイの原因になる成分を分解して消臭します。
さらに、左官で塗る漆喰はビニールクロスなどに比べ厚さや密度が高くなるので、遮音効果も高まります。

『耐久性と防汚性』
漆喰で仕上げた外壁の耐用年数はメンテナンスを正しく行えば約100年を超えると言われています。主成分の水酸化カルシウムが二酸化炭素を吸収することによって、ゆっくり硬化する性質があるからです。
お城の壁や寺社などに使用されているのも、長時間経っても劣化しにくい特徴があるからと言えるでしょう。
漆喰は白い塗り壁という特徴があります。
そのため汚れも気になりますが、漆喰は静電気をため込まない性質があり、埃やごみが付きにくいのも特徴です。

NAGOMIYAで取り扱っているスイス漆喰カルクウォールは自浄作用が優れているので、一般的な漆喰よりもさらに汚れは気にしなくてすみます。


カルクウォールについて詳しく知りたい方は過去の記事もお読みください。
岩国市の家のマストアイテム。実は長い軒とカルクウォール ~第一章~
岩国市の家のマストアイテム。実は長い軒とカルクウォール ~第二章~
岩国市の家のマストアイテム。実は長い軒とカルクウォール ~第三章~

『安全性』

漆喰は天然素材から作られています。

そのためシックハウス症候群の原因になる有害な物質がありません。

抵抗力の弱い小さな子供や高齢者、ペットがいるご家庭でも安心ですね。

■漆喰のデメリット

漆喰のデメリットの代表的なものは

『手間と時間がかかる』

『費用が高い』

この2つでしょうか。

『手間と時間がかかる』

理由としては、

下地処理→養生→下塗り→仕上げ塗り

というように、工程数が多いことと左官さんの職人技が必須になってくるからです。

そのため

下地処理→クロス貼り

というようなビニールクロスの2工程と比較すると多くの手間と時間が必要になるのです。

しかし、このデメリットがあっても漆喰をおススメするのは耐久性や安全性があるためです。ビニールクロスは、何度か張り替える必要がありますが漆喰はその必要がありません。

『費用が高い』

漆喰は材料費が高いです。

そして材料費が高い事以外にも、先ほどお伝えした手間と時間がかかるので、どうしてもビニールクロスよりも費用が必要になってしまいます。

しかし、漆喰は定期的に張替えをする必要がないので初期費用はかかるものの、長い目で見るとコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

カルクウォールは自浄作用があり白さを保つことが出来ますが、状況によりその効果を発揮出来ない場合もあります。

・北側の面で日が当たらない
・風通しが悪い
・換気扇などから出る油や汚れ
・雨だれが常時かかる

このような場合は、自浄作用が機能せず外壁が汚れてしまう事が多いです。

カルクウォールはメンテナンスフリーとはいえ、状況によっては対策や対処が必要になってくることを頭に入れておきましょう。

■まとめ

今回は漆喰の成分や歴史、漆喰を使うメリット、デメリットをご紹介しました。

漆喰は歴史のある安全性が高い素材なので、後悔しない家づくりへのおすすめの素材になります。


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自然素材の家を建てる際に押さえておきたいポイントについて。

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。

自然素材の家を建てる際、どのような点に気を配って建てれば良いのかわからない方は多いと思います。

今回は、自然素材の家の特徴でもある、木材の種類と建てる際に注意したいポイントをお伝えします。

岩国市周辺で家づくりをご検討中の方の参考になれば幸いです。

■木材の種類

木材は種類ごとに特徴があり、それぞれの特徴を把握することでご自身の満足いく木材を選択することが出来ます。

分かりやすく、フローリング材で説明していきましょう。

まず、特徴の判断要素として

『木目の美しさ』

『費用』

『機能性』

などがあげられます。

無垢フローリング材として人気なのは桧(ヒノキ)や(スギ)があげられます。

(ヒノキ)は木目の美しさが特徴です。

湿気に強くて爽やかな香りを持っています。

桧風呂があるのもこのことが理由ですね。

桧(ヒノキ)フローリング


また、杉(スギ)に関しては比較的乾燥が早くて加工しやすいのが特徴です。
柔らかい素材なので傷がつきやすいですが、それも味わいととらえてください。
杉は価格帯が幅広いため、安価のものは取り入れやすいのも魅力です。

杉(スギ)フローリング



その他の人気のフローリング材では『パイン』や『オーク』などがあります。

いずれの木材を選択するにしても、耐久性や肌触り、見た目の好みなどを考慮して後悔の無いようにしたいものです。

また無垢フローリングは日焼けなどで色が濃くなったり薄くなったりします。

これらの特性を知った上で数年後の家の状態をイメージすることも大切です。

■自然素材の家を建てる際に注意したいポイントとは?

実際に自然素材の家を建てる際に注意したい点を把握して、家づくりを進めることが重要です。

特に、魅力にばかり目がいってしまうケースが多いですが、注意点にも目を向けるようにしましょう。

気にする点としては、木材の性質についてです。

木材には調湿性能という性能が備わっています。

調湿性能を簡単に説明しますとジメジメしている際には湿気を吸収し、乾燥している際には水分を放出してくれます。湿度を一定に保ってくれるんですね。

そのため、木材は膨らんだり、縮んだりして変形します。

割れが生じることも多々あります。

また、膨張収縮の際に反ったり歪みが生じたりすることもあります。

変形を考慮して適材適所に使用していくことが大切です。

木の性質を知ることで、実際に生活を始めてからの木の変化に驚くことは無いかもしれませんね。

■まとめ

今回は、自然素材の家の特徴として木材の種類と建てる際に注意したいポイントをお伝えしました。

木材の種類で見た目や性質が違います。

木材の性質を理解し、後悔のない家づくりをしましょう。


私たちは岩国市にある小さな工務店です。木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。
岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

安らぎがある自然素材の家の魅力とは?

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。

例年より早い梅雨明けとなり、暑さが厳しくなりそうですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

暑い中でのマスクをしての登下校。
子供たちが心配でなりません・・・

このような環境下の中、家ではリラックスの場としてゆったりとした時間を過ごしたいものですね。


自然素材を使用した家は安らぎを感じられる空間として人気があります。

そこで今回は岩国市周辺で家づくりを検討中の方に向けて自然素材の家の特徴をお伝えします。

自然素材の家に興味がある方の参考になれば幸いです。


■自然素材の家の特徴とは?



自然素材の家は無垢材や漆喰、珪藻土などを使用している自然的にも健康的にも優れた住宅のことです。
接着剤などの化学物質の利用が非常に少ない事が特徴です。
また、肌触りや香りがよく、季節のうつろいも感じられます。
そのため、古来より日本で愛されてきたのが無垢材などの自然素材をふんだんに使用されていることが多いのですね。


自然素材の家は快適に暮らすための機能性も備わっています。


代表的なのが調湿効果です。

無垢材や漆喰、珪藻土には室内の湿度を一定に保つ役割があります。
湿気の多い夏場には水分を吸収し、乾燥する冬場には水分を放出してくれます。
このように通年で湿度を一定に保ってくれます。
そのため、カビや結露などの症状を低減できるでしょう。


他の効果として断熱性の高さが挙げられます。

無垢材や漆喰、珪藻土は熱が伝わりにくいため、家全体の断熱性を高められます。

また、空気を多く含む無垢フローリングは夏場はさらりとした心地よさ、冬場は冷っとする不快感を軽減して素足でも快適に暮らせるでしょう。
(杉やパインなどの針葉樹は特に空気を多く含みます)

最後に防音・吸音性です。
漆喰や珪藻土はビニールクロスの壁よりも厚みがある塗り壁材です。
そのためビニールクロスよりも防音効果が期待されます。
加えて漆喰や珪藻土には小さな孔(あな)が開いた多孔質構造なので、水分だけでなく音の雑味を消すこうかがあるとも言われています。

自然素材の家には沢山のメリットがある事が分かりますね。


■まとめ



今回は岩国市周辺で家づくりを検討中の方に向けて自然素材の家の特徴についてお話しました。

自然素材の家は調湿性断熱性、防音・吸音性があるため、快適な暮らしをサポートしてくれます。
肌触りや香りも楽しめるため、自然素材の家は魅力的です。

私たちは岩国市にある小さな工務店です。
木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。

岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

自然素材の家に暮らしてみて思うこと

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。


今年は寒暖差が激しく、体温調整が難しい年明けですね。


そしてコロナウイルスによって沢山の方が大変な思いをしていることを痛感しています。

ニュースで、日本は海外に比べてコロナウイルスによる感染者数も死者数も少ない!と言っておられる方がいましたが、悲しい現実や拭いきれない不安や苦しみと闘っている人は数字では表わせられないのではないかと思います。


一刻も早く、皆様が安心して暮らせる毎日が訪れるよう心からお祈り申し上げます。

本日のブログは、私自身が自然素材の家に暮らしてみて思うことや感じていることを率直にお話ししたいと思います。

メリットもデメリットも感じていますので、デメリットについてもきちんとお話しさせていただきます。


さて、我が家の自然素材をピックアップしますと・・・

・カルクウォール(外壁)

・オンザウォール(壁・天井)

・栗の木(床)

・杉の羽目板(壁)

上記の材料が我が家の自然素材です。

一つ一つご説明させていただきます。

■カルクウォール(外壁)

まず、外壁のカルクウォールですが、どんな材料かと言いますと、真っ白なスイス生まれの漆喰のことです。

工事は左官さんによるコテ塗り仕上げです。

その特徴や効果などについては前回お話しさせていただいていますので割愛します。

詳しく知られたい方はこちらをクリックしてください→カルクウォールについて

私は家を建ててから四年目で、もうすぐ五年になります。


新築したその年から、毎年ツバメが一年の間に二家族ほどやってきては巣立っていきます。

ですので、8家族ほどツバメが巣立っていったその外壁周辺はやはり汚れています。

ツバメが汚した箇所はミルトンのような洗浄液をかけ、ブラシでこすり、その上からカルクウォールを塗りました。

そうするとまた真っ白になります。


他にも気になるところにはちょこちょこ上塗りをしています。

メンテナンスに手間がかかっているように聞こえてしまうかもしれませんが、基本的には光り輝くほど真っ白なのです。

大事にしたいからこそ手入れします。

もうすぐ五年ですが、新築当時とその白さは違わないと思います。

白いお家に住みたかった私は本当に満足しています。


更に、これはカルクウォールの効果かどうか数値で確かめたわけではないのでわかりませんが、夏の日差しの強い日は家の中のほうが涼しいです。

家の中に入ると外とは真逆の冷たい空気なので驚くことがよくあります。

遮蔽性能に優れたカルクウォールのおかげだと私は思っています。

■オンザウォール(壁・天井)

さて、次にオンザウォールについてです。

オンザウォールはシックハウスの原因となるホルムアルデヒドがほどんと含まれていないノンホルムと呼ばれる塗り壁材です。

調湿性能に優れた自然素材の塗り壁に仕上げることができます。

オンザウォールは、確かに湿気を吸収してくれていると感じています。

ですが、自然素材ゆえ耐久性が弱いところは気になります。

傷などがやはりつきやすいです。

というのも、我が家は幼い子どもたちが4年間も暮らしてきましたから、手の汚れやクレヨンなどの汚れ、おもちゃをぶつけて欠けてしまったところもあります。

これらは補修キットがあるので、それをすればよいのですが、まだまだ汚れていきそうなので、様子を見ています・・・。

水や汚れに強いビニールクロスでは起きないようなこういったことがあるのも自然素材の特徴といえますね。

ですが、オンザウォールの効果、性能は本当にすごかったんです。

持病のホコリとカビに対するアレルギーが治まってきたことです。

年々とアレルギーが落ち着いてきていて、病院通いの頻度が少なくなっています。

このオンザウォールはアルカリ性のためカビとホコリがつきにくい材料です。

アレルギーが治まったのは、自然素材の家に住んだから!と言い切れるのは、実家に帰ると数分後にアレルギー反応がでてしまい、我が家に帰ると落ち着くからです。

以前住んでいた賃貸アパートのときも本当にアレルギー症状がひどくて苦しんでいたので、自然素材の家を建てることに行き着きました。

私にとっては間違いなかったと実感しています。

■栗の木(床)

さて、次に床に貼った栗の木についてです。

栗の木を選んだのは見た目のかっこよさからでした。

その時は広葉樹だからというところまでは突き詰めて考えていませんでしたが、広葉樹ならではの堅さに今はとても魅力を感じています。

傷がつきにくいですし、ついても目立ちにくいです。

夏はひんやりとして気持ちいいので、よく床に子どもたちと寝転がって遊んでいました。

気になることといえば・・・

これは生きている材料なので仕方のないことなのですが、冬場は木が痩せて乾燥するため少し床のフローリング同士に隙間ができます。

そこにごみが入り込まないように気を使ったりします。

合板のような加工された床とは違って、自然素材の材料は本当によく動きます。

それを私はデメリットとは捉えてはいませんが、気になる方は気になると思います。

■杉の羽目板(壁)

さて、最後に杉の羽目板についてです。

杉の無垢材を壁や天井にはめてもらいました。

洗面脱衣室の壁も天井も杉の羽目板で仕上げてもらったので、まさに木の空間です。

最初は、洗面脱衣室は湿気もすごいし、水に当たってカビたりするかな?と思っていたのですが、やはり自然の木は吸水性が高いようで、その心配はありませんでした。

また、木は空気を含んでいるため、ガラスなどと違い触れても冷たく感じないのです。(熱伝導率も低いため)

居室に比べて寒い洗面脱衣室なので、感覚的に温かみを感じる木を使用してよかったと思います。

ただ一点、洗面台周りの壁だけはタイルで仕上げていた方がよかったです。

水が飛び散るので、さっと拭けたり、ゴシゴシと拭きあげられる材料がおすすめです。

いつか木の上にタイルを貼ってみようと思っています。

そして、勾配天井にも杉の羽目板を貼ってもらったのですが・・・

もうこれは本当にお気に入りです!

勾配天井とは傾斜になっている天井のことです。

斜めにあがっていく自然素材の木の一枚一枚の表情が圧巻です。

寝転がって見上げていると本当に森林浴になります。

実際に杉はフィトンチッドという森林浴効果が得られると言われています。

家に居ながら癒されるのは本当にすごいなぁとよく感じています。

さて、今日は私自身が自然素材の家に暮らして思うことをお伝えさせていただきました。

自然素材の家って本当に素晴らしい!ということを言うだけではなく、具体的に自然素材の家ってどんなことが起きるのかを知っていただけるように心掛けています。

もちろん住まう人によって感じ方は様々ですが、少しでも自然素材の家での暮らしについて興味を持っていただけたら幸いです。

本当に自分自身が良いと思っていなければおすすめできませんので、これからも日々勉強していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

私たちは岩国市にある小さな工務店です。

木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。

岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

 

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