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アレルギーは皮膚から始まる?!

NAGOMIYAのブログをお読みいただきありがとうございます。

今朝ニュースで、「アレルギーは皮膚から始まる」という衝撃の言葉を目にし、「やっぱりそうか!!」と思わずテレビに釘付けになってしまいました。

今までアレルギーはアレルゲン(アレルギーの原因物質)に対する免疫の異常が原因と考えられていました。ところが最近の研究で、体内に異物が入るのを防ぐ皮膚のバリアー機能の低下がまずあって、それが免疫の異常を招いているのではないかという新説が支持されるようになってきたというのです。

今回のブログでは、アレルギーがどのようにして起きてしまうのかを深く考え、学び、それに対して私たちNAGOMIYAがどのような家づくりをご提案できるか・・ということをお伝えさせていただきます。

さて、アレルギーが皮膚から始まるというのはどういうことなのでしょうか・・・

調べていると、そのように言われるようになった具体的な例がありました。

“英国の乳児でピーナツバターのアレルギーが起きた。調べると、皮膚に塗るベビーオイルにピーナツオイルが含まれていた。“

“日本のせっけんに含まれていた小麦のたんばく質が元でアレルギーになり、小麦のたんばく質を含む食品を食べてアナフィラキシーショックを起こす事件があった。”

このようなことから「食物アレルギーは食べてなるのではなく、初めは皮膚から侵入してアレルギーが起きるのではないか。」
こんな説が有力になってきたのです。

ちなみに上記の国内のせっけんですが、私の母が長年使用し続けていたものです。

結果、ひどい小麦アレルギーとなり、大好きだったパンを食べられなくなりました。国産と言われれば信頼してしまいがちですが、国内のものでも安心ができないのだと、この時痛感したのを覚えています。

昔よりも多くの人がアレルギーを患っていますが、症状が全くない人はアレルギー対策について深く考えることもないと思います。

けれど、いつ自分や家族がアレルギーを持ってしまうかは分からないということも事実です。色々な考えがある中で、自分自身がよいと思う事、よいと思う物を取捨選択していくことが大切になってきていると思います。

アレルギーに苦しまない生活のためには、どのような選択肢があるのでしょうか。

アレルギーに対して、私たちNAGOMIYAにもできることがあると思っています。

私たちは、お客様の健康な住まいづくりに重きを置いているので、こういった健康に関することにはいつもアンテナを張っています。
その考えが、「自然素材の家づくり」と結びついています。
例えば、家の中にあるハウスダスト。このハウスダストの中に、食品アレルギーにつながるアレルゲンが含まれています。まだ食べたことない「卵・牛乳」を乳児に与えてアレルギー発症したのは、このハウスダストなどに含まれるアレルゲンが皮膚から侵入しており、口から接種したときに大きく反応するそうです。

要するに、生まれてから今日まで、そして明日も、その先も…アレルギーの原因となるものになるべく出会わないように、自分に優しい環境づくりをすることが大切ということですね。
その環境づくりに対して、私たちNAGOMIYAにできることは、シックハウスなどの原因となる、合板の接着剤や塗料、防腐剤などをはぶき、無垢材や漆喰など、自然素材での家づくりをご提案することです。

ハウスダストの成分として挙げられる代表的なのは「ホコリ」です。その原因は静電気によるものです。自然素材は新建材(合板やクロス)に比べて静電気を帯びにくく、発生を抑制する効果があります。このようなことから、健康な生活を送っていただくための手段の一つとして、自然素材があると思っています。

ただ自然素材で家づくりをすれば安心なのか・・・というわけではありません。
一番皮膚に対して身近になる家ダニなどは、カビからも繁殖していきます。
ですので、風が気持ちよく通り抜けるか、部屋の奥までどれくらいの光が確保できるかなどもしっかりと考慮しなければなりません。


更に、掃除の仕方、洗濯物の干し方、干す場所なども住む人によって異なりますので、家事動線には注意しなければなりません。良い環境を保つには、お客様がどういった住まい方をするかはとても重要なことです。このような生活に関する細かな聞き取りをして、設計を考えなければ掃除が億劫になってしまいます。

健康とお掃除のつながりは切っても切れませんので、お客様との対話はやはり大切にしなければなりません。設計と素材、両方こだわってこそ、お客様に永く健康で暮らしていただけると信じて、これからも日々精進して参ります。

さて、今回は「アレルギーは皮膚から始まる」という説を知り、私たちがお客様の健康に対してできることを改めて深く考えることができました。

アレルギーは皮膚から始まるという危険についてですが、

”サーファーの方がクラゲの持つネバネバの成分が皮膚から入り、納豆が食べられなくなる。医療従事者の方が天然ゴムの手袋のラテックス成分が皮膚から入り、バナナが食べられなくなる。”

というようなことも報告もあるそうです。生活する中で、身近に潜むアレルゲンがあることを知ることは、知らないよりもよいことなのだと思いました。私たちがよいと思う事、よいと思う物をお客様にもよいと思っていただけたら幸いです。

私たちは岩国市にある小さな工務店です。木と漆喰の専門店という看板を掲げて、深呼吸できる家づくりを目指しています。 岩国市の人のために、岩国市に合った建築をしていきたいと思っています。

 

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